鹿児島県警本部長等のあまりに不誠実な答弁にイラ立ったのか百条委員会の設置が検討されている。

 

いろいろな角度から徹底的な解明をするべきだ。

是非百条委員会を設置してほしいものだ。

 

 

それにしても、今朝のヤフーニュースに、またまた以前あったのと全く同じ趣旨の以下のようなニュースをあえて流すとは、読売と言うマスゴミの情けなさには、あきれ果ててしまう。

 

 

県警側に立った報道には、全く同じパターンで報道を繰り返している特徴がある。

 

例えば、上記の報道では、本田氏がすぐに自分だとはわからないように、本来は県警本部長の名前を出すべきところで前刑事部長の名前を出してしまったことを、ことさら問題点のように書きたてて、不可解さを印象付けようとしている。

 

上記の報道でも以下のように書いている。

「・・本田容疑者の主張には不可解な点もみられる。県警などによると、本田容疑者がライターに郵送した書面には盗撮事件について、3月に退職した前刑事部長が「捜査を止めた」という趣旨の記述もあったという。

本田容疑者は10日に発表したコメントで、前刑事部長の氏名を記載した理由について「送ったのが自分だと分かるかもしれないと思い、隠蔽を指示した人物の名を変えた」と釈明した。前刑事部長は「捜査指揮に携わったことはなく、野川本部長から指示を受けたこともない」としている。・・・」以上

 

でも、本田氏も釈明しているが、刑事部長とされている箇所が実は県警本部長でしかありえないということは、警察内部の人間なら常識としてすぐわかると言っている。

 

それに、前刑事部長は「捜査指揮に携わったことはなく、野川本部長から指示を受けたこともない

と話したとされているが、

 

内部の不祥事の案件で、刑事部長が実際に捜査をしていないとかはありえない話で、またそのような案件での捜査において上司の本部長の意向を知らないはずはないのは言うまでもないことだ。

 

実際、「家宅捜索」を実施した件での内部捜査については、今年の3月に以下のような発表を県警はしている。

「・・県警は3月18日、「100件を超える事件資料が外部に漏れた可能性が高い」と発表した。

県警は刑事、警務部を中心に捜査、調査を進める中で、前部長の事件が発覚したとしている。・・」以上

 

内部の部下の不祥事を調査するのに、刑事部や警務部以外に誰が捜査するというのだ?

本部長が一人で捜査するのか?

 

前刑事部長が何も知らなかったとか、全くあり得ない話だとしか私には思えないけどね。

 

他のマスコミでも、この問題での報道を見ていると鹿児島県警側の動きについては、なぜか具体的な日時やその行動の理由などが極めてあいまいにしか報道されていないという特徴が見て取れる。

 

ある意味その報道内容にはとにかく同じようなパターンがあるのだ。

多分、県警側の発表やリーク以外の内容は絶対に報道してはいけないという暗黙の了解があるんだろう。

 

最近気になったのは、本田氏が告発資料を送った日付だが、実際は3月28日だったらしい、そしてそれが北海道の記者に料金10円不足で届いたのが4月3日だったわけだが、届いた日付の4月3日が強調されるのではなく、本田氏が送ったのが3月だったことが何故か前面に出るような書き方がされているのも見た。

 

何しろ初期の報道では、家宅捜査の日付自体が全く報道されていなかったし、家宅捜査を受けた「ハンター」側のコメントを報道したものにさえ、その日付が入ってなかったりしていた。

ハンター側が何時家宅捜査を受けたか話さなかったということは考えられないと思うけどね。

 

さすがに、3日に『ハンター』へ告発資料がメールで届き、8日には別件で「家宅捜査」に入ってパソコン押収で本田氏の告発資料ゲットでは、県警側にあまりに都合の良すぎる経過で、わずか4日間の短期日で「家宅捜査」を実施することを決めたという風に考えられてしまうことを避けたかったということが、なんとなく見えてしまうから、この日付を表に出すことは嫌だったんだろう・・としか私には思えなかったけどね。

 

いずれにしろ、報道側に警察の意向を忖度した報道の傾向と言うのが歴然としているのは間違いのない話だ。

 

 

それに、検察にしろ権力側に追従しているのは、気持ちが悪くなる話で、以下のニュースには暗澹たる気分だ。

 

 

この報道については、以下のヤフコメの批判で十分だろう。

 

「検察は自民党、公明党、維新の会には随分優しですね。訴訟が出ているのに、不起訴にした理由を言わない検察は説明責任を果たしていない。

これのまま、この説明責任を果たさない状態の検察は検察ファッショの始まりか。検察はきちっと不起訴の理由を発表すべき。

検察は弱い国民には強く政治商売人には弱い組織。所詮、国家権力の犬と言われても仕方がない。」以上