今朝ほど、ヤフーニュースを見たら、以下の記事があった。
この記事では、最初に以下のように書かれてあった。
「鹿児県警トップの本部長が主導した警察官の犯罪隠蔽を暴露したかった――鹿児島県警の捜査情報漏洩事件は、逮捕された県警元警視正の本田尚志・前生活安全部長(60)がこう主張したことで当初とは全く違う様相を帯びてきた。
事件は、公益通報者の保護や報道の自由の保障のありかたが問われる問題へと発展しつつある。」
この記事は、ぜひとも読んでもらいたいが、
私が、疑問としていた、「家宅捜査の日時」が書かれていて、それがなんと、4月8日だったというのだ。
(以下、上記から引用)
「異例中の異例、ニュースサイトへの家宅捜査
実は県警は、今年4月8日に別件で福岡にある調査報道を扱うニュースサイト「ハンター」を家宅捜索し、ある取材データを押収している。
大手メディアはこの件をほとんど報じていないが、日本で取材機関が強制捜査を受けることは極めて異例だ。そしてこの捜索が、本田前部長への捜査の端緒となったとみられるのだ。」
いや~、全くびっくりだ。
家宅捜査が、4月8日だったなんて、私はそれは絶対ない話だと昨日断定した。
何故なら、8日にはまさに「家宅捜査」の理由とされた案件で、犯人「逮捕」の発表をしているからだ。
「逮捕」したなら、逮捕する明確な証拠を基に「検察」に申請して「逮捕」の許可が必要でないのか?
現行犯での緊急逮捕ではないのだ。調べる時間もたっぷりあった案件だ。
検察が何時逮捕の許可を出したのか調べればわかる話だけどね。
少なくとも、8日に出したなんてことは無いよね。
だって、この「家宅捜査」で新たな証拠でも出たのか?
出たら出たで、しっかりと検証作業も必要なはずで、8日に出るわけないのだが?
8日より以前に出てれば、禁じ手の緊急「家宅捜査」など必要ではないはずだ。
なるほど、県警やほかのマスコミが「家宅捜査」の実施日を隠そうとした理由がこれで明白となったな。
逮捕の発表当日に、証拠固めのための「家宅捜査」を実施しているなんて馬鹿な話は、聞いたことがない。
この「家宅捜査」だって、実施するには普通「検察」の許可がいるんじゃないのか?
それをすっ飛ばして、「この件は警察庁から了解してもらっている」とか、無茶苦茶な話で強行したのかいな?
そう思えるほどの、狼狽ぶりではないか?
なぜそれほどの無理をしてまで、「家宅捜査」をやらなければならなかったのか?
それは、何故だか県警側が本田氏の告発資料が、4月3日以降「ハンター」のパソコンに存在していることを知っていたから・・
そうじゃないと、宝くじに当たったかの如く、たまたま発見したということにはならないのじゃないか・・・。
8日と言う日は、どう説明するつもりか知らないけど、県警側としては何とか言い繕えるだろうという、「家宅捜査」のギリギリの日だったのだろう。
いやはや、これでは、今後警視庁の『監察』でどのような結論が出るか知らんけど、本田氏の裁判で、まともに公判の維持が警察・検察側にできるのかどうか、私には疑問にさえ思えてきた。
はてさて、ほかのマスコミはいったいどうこの事件を報道していくのだろう?
その成り行き次第では、今後の日本の報道の自由度ランキングが、中国やロシアより悪くなってしまうこともありうると思うけどね。
まともなジャーナリズムは、まだ市井に存在している。
(上記記事から、ハンターの弁)
「巡査部長は強制性交事件を眠らせちゃいけないということで動いた。その過程で『ハンター』がずっと県警を追及してきたから、それを見た本田前部長もうちを信用して、『ハンター』に記事を書いている北海道のジャーナリストに資料を送ったのでしょう。
本田前部長の行動は公益通報以外の何物でもないと思っています」
また異例のガサを行なった鹿児島県警に対し「強制性交事件を追う中でうちがたまたま処理簿一覧表を入手したことで被疑者扱いされる覚えはまったくありません。
これから反撃に移る予定です。記事で勝負をかけます」と予告した。・・以上