少しずつ、この事件での鹿児島県警の動きが分かって来た。

 

まず、以下の報道を見て欲しい。

 

(上記の報道によると・・以下引用)

 

「・・・ 記者は「なぜ自分に送られたか分からない。鹿児島県警の情報の確認は地理的に難しいと判断した」と説明。文書を受け取った日、書面をメールでウェブメディアを運営する福岡市の60代男性記者に提供した。

 

 ウェブメディアの記者によると書面が届いた後、捜査情報を第三者に漏らしたとして地方公務員法(守秘義務)違反容疑で巡査長が逮捕された別の事件の関係先として県警から家宅捜索を受けた。その際、県警にメールの存在を指摘され「押収したデータが今回の事件の発覚につながったのだろう」と話した。・・」以上

 

この報道が正しいとすると、

本田氏から内部告発を受けた北海道の記者は、4月3日、即日ウェブメディアの福岡の記者にメールで資料を送付したことになる。

 

そして、この資料をもらった福岡のウェブメディアは、その後、別の事件での家宅捜査を受け、このメールの存在を発見された、と言うことになる。

 

県警は、以下のように言っている。

「・・・県警は3月18日、「100件を超える事件資料が外部に漏れた可能性が高い」と発表した。県警は刑事、警務部を中心に捜査、調査を進める中で、前部長の事件が発覚したとしている。・・」以上

 

この記事では、最後にこれらの事件の経過を簡単にまとめている。
それがこれだ。

 

この経過表にあるウェブメディアとは、以下の記事にある「ハンター」だ。

 

(以下、上記記事から引用)

「・・・・そもそも「ハンター」では去年から、“強制性交の疑惑をめぐり鹿児島県警の捜査に問題があった”などと報じていて、今回とは別の警察資料をサイトに掲載。 鹿児島県警はこの資料の掲載を受けて捜査を開始し、当時巡査長の男を情報漏えいの疑いで4月に逮捕。「ハンター側も4月に家宅捜索を受けた」と中願寺さんは話します。

 

 調査報道サイト「ハンター」 中願寺純則 代表 「うちに家宅捜索に来た時に問題になっている本田前部長のブツの画像が全部あった。それを家宅捜索の時、(県警が)見つけたということです。

(Q.どういった意図があると)報道圧力以外、なにものでもない。腐敗の体質が進んでいるとみています。厳しく追及しなきゃいけない」・・以上

 

以下の記事では最後に、この経過を簡単にまとめている。

 

「・・・県警の情報漏えいを巡っては、インターネットメディア「ハンター」が23年10月、県警の内部文書を掲載。

 県警は24年3月に情報流出があったと認め、翌4月に曽於署の巡査長を逮捕した。

関連の捜査で前県警生活安全部長の本田尚志容疑者(60)=国家公務員法(守秘義務)違反容疑で逮捕=に別の情報漏えい容疑が浮上していた。・・・」以上

 

 

 

 

これらの情報をまとめると、

 

ウェブメディアの「ハンター」が警察の内部文書を掲載したのは、

昨年の10月。

 

県警が「100件を超える事件資料が外部に漏れた可能性が高い」と発表したのは、

今年の3月18日。

 

本田氏が資料を北海道の記者に送付したのが、

4月3日。

その資料は即日、「ハンター」に送付されていた。

 

そして、「ハンター」が指摘していた強制性交等の情報漏洩で巡査長が逮捕されたのが、

4月8日。

 

女子トイレ盗撮で、巡査部長が逮捕されたのが5月13日。

 

 

ハンターが家宅捜索を受けたのが4月となっているが、それが巡査長が逮捕された4月8日の前なのか、後なのかは良くわからない。

 

しかし、この経過表で言えることは、情報漏洩でもし家宅捜索をするのなら、去年の10月以降、いつでも出来ただろうということだ。

 

それが、「ハンター」の家宅捜索が4月3日以降になっているのは確実な話で、そこには、本田氏が送付した資料が「ハンター」にあることを何らかの方法で知りえたからこそ、家宅捜索をしたのだろうと言うことが、バレバレではないか?

 

しかも、今回の本田氏の事案とは本来無関係の事案で捜査しながら、巡査長の逮捕は4月8日と言う素早さは、普通ありえない速さで、既に逮捕に必要な資料は揃っていたのではないのか?と疑いうる状況だということだ。

 

3日に情報が「ハンター」に入って、家宅捜索がその後に入って、捜索で押収した資料を精査して、巡査長を逮捕するための決済の起案をして、即電子決済かなんかでハンコもらったとして、記者発表資料も準備して、8日に記者発表とか、もう事務的な作業考えても、事前に準備してないと3~4日で絶対出来ない様な事務作業量だと思えてしまうんですけどね。笑い泣き

 

 

ハンターと北海道の記者との関係は以下のハンターの記事で推察される。

ただ北海道の記者が、同一人物かどうかは、今の時点では私の勝手な推測だ。

 

上記の記事の情報からわかることは、北海道の記者はウェブメディア「ハンター」で常連の記者でもあり、「ハンター」で鹿児島県警の不祥事をこれまでも書いていたということ。

だから、情報提供を受けた4月3日に即日資料をメールで送付したのだろうということだ。

 

だとすれば、如何にして鹿児島県警が情報が「ハンター」に流れたことを知ったのかが疑問となる。

 

もし、北海道の記者が外部に漏らしてないとすれば、ありうることは、北海道の記者か「ハンター」のパソコンのメールの送付情報などがハッキングでもされているのではないかと言うことなんだけどね。グラサン

 

警察としては、情報の入手方法が絶対に問題になるから、まさかネットで盗聴してましたとか言えないのだから、関連事案の家宅捜査中にたまたま発見した!としたかったのではないかと愚考しているんだけど・・・?


私のゲスの勘繰りが外れているのことを祈りたいけど・・・その程度のハッキングって、今時権力側の手段としては中国などでは当たり前じゃないのかな?

 

 

 

この件での、最近のテレビでの報道を見ていると、公益通報のやり方で個人情報が云々とか言って、本田氏を非難する声ばかりが声高に繰り返されているが、

 

そもそも、本田氏にとって公益通報で告発することから得られる利益って、1銭もないということぐらいは、わかるよね?

それどころか、とんでもない不利益や不名誉な非難などが集中することさえ考えられることは、十分分かっていたはずだ。

 

だからこそ、退職後でなければそうできなかったのだろうと、私は思っている。

 

義憤に駆られても、相手は組織のトップであり、その上部組織の警察庁が全く信用できないのは自明の話なんだからなあ・・

 

 

そういう、当事者の苦悩を以下の報道では、ちゃんと記事にも書いてあります。

 

「・・・高田昌幸教授「本田さんが在職中に告発できなかったのはすごくわかる。警察組織とはピラミッド、上意下達の構造がしっかりしていますし、一人で反旗を翻す、それが警察組織の中では非常に厳しいだろうということは容易に想像できる」

 

 さらにその手段についても・・・ 高田昌幸教授 「本田さんの告発の通りであれば、県警本部長は犯人隠避、証拠隠滅の容疑者になる」「現在進行形の話だと考えれば、証拠隠滅の時間を与えるのではなくて、報道関係者に情報を伝えて取材してもらうというのは、あながち的外れではない」・・・以上

 

 

皆さん、「マスゴミ」って何故言うかといえば、以下の通りだからです。