連日目にする中国の横暴さ。

竹島や北方領土も同じ話だが、「遺憾砲」で譲歩してくれる国など存在はしないことは、誰が考えても当たり前の話だ。

 

 

上記の問題は、もともと中国は最初から政治的思惑があって、水産物の輸入禁止を行っているわけであり、単純に福島第一が「核汚染水」を垂れ流しているからではない。

 

実際の話、「トリチウム汚染水」をいくら政府が「処理水」だと言い張っても、核物質であるトリチウムをそのまま全量「海洋投棄」している実態は、まぎれもない事実であり、「薄めれば大丈夫」論で基準値以下、検出限界以下にしようと、何ら「科学的」な話でさえないことは、普通の判断能力があればわかりきった話だ。

 

違うというなら、なぜ他の放射性物質はALPSで膨大なコストをかけてまで除去処理しているんだ?

「薄めれば大丈夫」ならば、ほかの核物質だって、水銀やカドミウムなども、検出限界まで海水で薄めて流せばいいだろう?

何故そうしないのだ?

 

トリチウムだけが、なぜかほかの物質と違って安全なのか?

トリチウムにだって、ほかの物質と同様排出基準はあるけど?

なぜ、撤回されないのだ?

 

もう阿保らしいほどの「科学的」言い訳で、あきれる。

 

そもそも、世界中でトリチウムは除去しにくいから、ほかの物質ともども「薄めれば大丈夫」で垂れ流ししているのが、現実だ。

 

フランスの再処理施設は1京ベクレルだよ。

中国の方が多いとか、目くそ鼻くそ笑うような論理で非難していて、何の意味があるんだ。

 

これまでの公害の歴史から学んで、何のために「総量規制」という手段を持ち出したんだ?

日本は、CO2削減で世界をリードするんじゃなかったのか?

CO2だって「薄めれば大丈夫」じゃないのか?

 

「処理水」と言い張っても、中国が「核汚染水」と言っていることは、事実だし説得できないのも分かり切った話だ。

 

 

何が必要なのかは、はっきりしている。

相手が不当な要求をする、また、領土を侵犯しているというのなら、徹底的に断固とした効果的な対応をすればいいのだ。

 

 

日本は憲法で交戦権を否定した。

外交の手段としての戦争は取らないと宣言している。

しかし攻められたら、自衛のための戦いは行うのだ。

 

そこで必要なことは、自国を守るためには、たとえ「刺し違えて亡ぶとも戦う」という勇気を貫くことだと私は思う。

 

ガンジーの非暴力無抵抗主義でも、そこにはたとえ殺されてもそれを貫く勇気と客観的な理由があった。

 

以前そういうことを考えさせられたので、ブログに書いている。

 

昨年の11月メルギブソン主演の映画「ブレイブハート」を見て書いた記事

 

(以下上記から引用)

 

彼(主人公)も映画の中で言っていた。

戦いなどやりたくはない、平和に愛する人と幸せな生活を送りたいと。

 

彼は勿論、民族の自由を勝ち取るために戦うしかなかったのだが、そのためには、イギリスに屈服して自民族を搾取する封建領主と同盟せざるを得ないという客観的な力関係の状況も理解していた。

自国(スコットランド)の封建領主と同じ民族なら必ず同盟できると信じていて、そのために同盟の会議に単独で乗り込み、再度騙された結果イギリス国王に送られて処刑された。

 

公開処刑の場で、肉体を引き裂かれながら彼が最後に絶叫したのは「フリーダム」の言葉。それは同志を奮い立たせ、最後に自国の封建領主とも同盟してイギリスからの独立と自由を戦い取った。という物語だ。

 

・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・

 

「ブレイブハート」では武器を取っての戦いは避けられなかった。

しかし、ガンジーは抵抗を非暴力で貫いた。

 

その違いは、どこににあるかと言えば、それは情報=情報化の違いということだろう。

「ブレイブハート」の時代は、封建領主が情報も含めすべてを握っていた。

初夜権があったぐらいの時代だ。新聞などもありはしない。民衆も無知文盲。

何もわからずに生きるためだけに働いていた時代。

自由を分からせるためにも支配者と武器を取って戦い、勝つしかなかった。

 

ガンジーの時代は既に新聞などもあった時代。

それでも、非暴力を貫くのはとんでもない「勇気」が要ったはずだ。

 

客観的な状況を冷静に考えれば、

同じ民族の封建領主と同盟をできると信じた「ブレイブハート」の主人公の勇気。

 

圧倒的な戦力を持つイギリスに抗するにはインド人はあまりに貧し過ぎ弱すぎた。

暴力が憎しみと暴力しか産まず、戦いは永遠に終わることがないと見抜いたからこそ非暴力で抵抗し、国際世論に訴えるしかないと信じたガンジーの勇気。

 

戦いの在り様は違ったけれど、冷静に考えて「勇気」をもって己の信じる物のために戦ったことは同じだと感じた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

誤解を恐れずに、あえて言えば、核兵器が必要なら保持してもいいと思うが、それは究極的な最後の「刺し違えて死ぬための」手段。

選択肢はゼロではないというだけだ。

 

(蛇足だが、昨日アマゾンビデオで「沈黙の艦隊」を見た。独立国の潜水艦「やまと」が核兵器を保有しているかも?という設定は、何となく同じ考えのような気がした。)(#^.^#)

 

 

そうなる前に、徹底的に戦争を手段としているアメリカやロシアやイスラエルなどに対して、彼らがそういう手段に訴えるならば、日本としては最終的には国交断絶ぐらい視野に置いて、効果的な抗議の対抗手段を行えばいい。

 

 

そもそも核兵器を保有する国が国連の常任理事国で、核を戦争の道具として脅しているなんて図は、ありえない話だ。

核保有国が何のために常任理事国であるかと言えば、無謀な戦争などする国に対して、核で脅しても戦争をやめさせるためじゃないのか?

そうでなければ、ほかの国が核を保有することを禁止する大義名分などは無い。

 

ロシアやアメリカに常任理事国の資格がないのは言うまでもない話だ。ムキー

 

 

中国が水産物の輸出を禁止するなら、喜んで日本の方から日本の農水産物の輸出を止めてやればいい。

中国の金持ちや特権階級の口の奢った連中には脅威かもね。グラサン

それで受ける農・水産業者の損失は東電が見ればいいだけの話だ。

 

日本自身が、もっと食料自給率を高めないとダメなことは分かりったことだ。

アメリの言いなりで、ハイハイと従ってきた結果が今の屈辱的な外交となっているのだから・・・

 

日本が本当に主権国家であり独立国ならば、憲法の理想を断固として主張し、それを守るためにあらゆる手段を講じるべきだ。

それをしないから、世界中の国々から段々信頼をなくしている。

 

戦後の政治家には、無謀な戦争を起こして、国民はもとより世界中の人たちに対してとてつもない惨禍をもたらしたという、痛切な悔悟と自責の念と反省があった。

 

それが、今じゃボケた長老たちはもとより、平和ボケで慣例上等の2世3世議員たちも、裏金作りが違法だとさえ思っていないありさまだ。ゲロー

 

 

こんな国じゃあ、どこの国でも舐め切ってしまうだろう?

 

なんと「美しい国」になってしまったことか・・

「国葬」された安倍が、あの世で大笑いしてるだろう。