以下のファクトチェックセンターの記事に対して、１４日にファクトチェックセンターのHPの問い合わせフォームから疑問点を送付したが、本日まで何の回答もなかった。
まあ、私が指摘した疑問点にまともに反論できなかったんでしょうと、勝手に判断することにした。
問題とされる投稿が、読売記事とは無関係のものだったことについては、投稿そのものを見ても、自ら嘘だと表明しているので、その点はファクトチェックセンターの判定に問題があるとか思ってはいないが、上記の記事の最後の判定部分については、どう考えても、腎臓学会の回答を捻じ曲げてしまっているとしか思えない。
その問題のある結論部分は以下の通りだ。
（以下、上記記事から結論部分を引用）
・・・紅麹の「アンケート調査（中間報告）」で報告している「尿細管間質性腎炎、尿細管壊死 、急性尿細管障害」は、新型コロナワクチン副反応疑い報告の症例のうち約0.012%で、拡散した言説のいうように「新型コロナワクチンの副反応そのもの」とは言えない。
JFCは日本腎臓学会に小林製薬の紅麹による腎障害と新型コロナウイルスワクチンとの因果関係について問い合わせた。日本腎臓学会は「本学会としてはコロナワクチンとの関連は考えていない」と回答した。
判定
「腎臓学会が発表した紅麹健康被害の病名が新型コロナワクチン副反応と同一」は誤り。拡散した言説は読売の記事を引用しているように装っているが、読売記事の内容は異なる。一致する症例は新型コロナワクチンの副反応疑いの0.012%で、調査を発表した日本腎臓学会も関連を否定している。
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問題はこのファクトチェックが、勝手に「新型コロナワクチンの副反応そのもの」とは言えない。
とか、
一致する症例は新型コロナワクチンの副反応疑いの0.012%で、調査を発表した日本腎臓学会も関連を否定している。
と、結論を微妙に言い換えてしまっている点だ。
これらの部分はいったい誰が言ったのかが実は明記されていない。
１点目の、
新型コロナワクチン副反応疑い報告の症例のうち約0.012%で、拡散した言説のいうように「新型コロナワクチンの副反応そのもの」とは言えない。
と、ファクトチェックンターは言っているが、
そもそも、副反応疑い報告の症例のうち約0.012%だから、ワクチンの副反応そのものとは言えないと、なぜ言えるのか？意味不明だ。
同じ病名がワクチンの副反応疑いの中にあるのは事実だ。
問題の尿細管間質性腎炎、尿細管壊死 、急性尿細管障害という病名が、ワクチンによる副反応疑いの異常なほど多い病名の中で、わずかな構成比にしかならないからと言って、それだけでワクチンの副反応そのものではないと言い切れる根拠はいったい何なんだ？
構成比は少なくても、厚生省に報告された以外にも多数の患者はいたはずだし、ワクチン接種後に血尿が出たという報告は異常なくらい多かったと記憶しているけどね。
ここで言いたいのは、ワクチンの副反応で厚生省が認めたものの中にも、同じ病名はあるわけで、ワクチンとの関係性を問題としない対応はありえないだろうということだ。
それを、構成比だけで「副反応そのものとは言えない」と言い切るのか？
２点目は、
日本腎臓学会は「本学会としてはコロナワクチンとの関連は考えていない」と回答した。のであって、
コロナワクチンとの関連性を検討した結果、関連を否定したということではないはずだ。
「関連を考えていない」のだから、ワクチンとの関係性を検討するはずもない。
そもそもコロナワクチンとの関連は、腎臓学会も、紅麹サプリの患者を診た医者も、最初から問題としてないのだから、関連を否定する言動も肯定する言動も無いというのが現実なのだ。
だいたい現状一番怪しいとされる「プベルル酸」が腎臓にどのような影響を与えるのか明らかにされていない段階で、サプリと腎疾患の関連性をはっきり明言する医者はいないだろう？
「関連が疑われる」と言っているのが実情だ。
ましてや、その被害患者のコロナワクチン接種について全く明らかにされていない状況で、ワクチンとの関係性をうんぬんする医者などいるはずもない。
ワクチンとの関係性は完全無視というのが政府の方針であり、腎臓学会も現状はコロナワクチンとの関連については、考えてはいないのであって、当然関係性を検討したはずもない。
もし判定通り、否定したのなら、その否定に至った根拠を明示しないといけないはずだ。
今回のこのファクトチェックセンターの判定は、忖度しまくりで、ついワクチンとの関係を否定してしまった勇み足の記事だとしか思えないけどね。
以下が、この件での先日のブログ記事。
