17日日曜日、何気なく番組表を見ていたら、NHKEテレで昔話法廷「桃太郎裁判」という番組が目についた。

 

へー?日本の昔話を裁判という形で裁いてみようというのかな?

面白そうだな。

ということで、一応録画してみた。グラサン

 

で、夜になってそれを見てみたのだが、アニメではなくて、天海祐希や佐藤浩市など有名俳優が出演している、なかなか凝った作りの裁判劇だった。

 

しかし、その顔触れよりも、内容が私には、今ガザ地区で行われているイスラエルのジェノサイド攻撃を想起させて、とても考えさせるものに思えてしまったのだ。えーん

 

 

 

内容としては以下の通り(ネタばれあり)

 

鬼たちはその皮膚の色や角などの外見から、人間から差別され迫害されて、鬼ヶ島に押し込められた。

 

桃太郎は、「鬼たちが人間に復讐をするために襲ってくるという情報」におびえる村人たちのために、鬼ヶ島へ鬼退治に向かった。

 

鬼が島に着いた桃太郎は、鬼が人間とは戦わないと言ったにもかかわらず、鬼を殺し多くの鬼に重傷を負わせ、財宝を強奪して村に帰り、村人から称賛された。

 

しかし、実は鬼が襲ってくるという情報は、桃太郎自身が流したデマ情報だったのだ。

 

桃太郎自身が、桃から生まれたということで、宇宙人だとか怪物だとか言われて村人たちから差別され、蔑まれていたのだ。

 

それで、村人たちを見返すためにデマ情報を流して、鬼退治に行ったのだった。

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鬼たちをパレスチナ人、桃太郎をユダヤ人の象徴と考えると、今のガザ地区の悲劇が再現されたかのような意味にとれて興味深かった。

 

ユダヤ人は歴史的に、社会から(概ね宗教的理由により)差別されてきた。そして、その差別や迫害の最たるものがナチスの蛮行だった。

 

そういう悲劇的な歴史を背負いながらイスラエルを建国したが、彼らにとっては先住民のパレスチナ人は宗教的にも邪魔者でしかなかった。

 

彼らはパレスチナ人たちをガザ地区や西岸地区に押し込め迫害した。

 

土地を奪われ迫害され、人権や時には命まで奪われたパレスチナ人たちは当然のごとく武器を取って(テロ)対抗した。

 

今回の争いの発端も、真相は不明だが、少なくともイスラエルはテロの情報は知っていたという報道もあった。

行われたテロ行為は残虐だったかもだが、イスラエルはそれを口実に、ガザ地区で徹底的な虐殺行為を実行している。

まるで計画通りと言わんばかりのやりようだ。滝汗

 

イスラエルのやりようは、桃太郎のような感じがしてしょうがなかった。

犬やサルや雉は、アメリカやイギリスや日本だろうなあ・・

キビ団子1個で、桃太郎の刀の脅しに負けて付き従ってしまっている。

 

刀の脅しは、言うまでもなくユダヤ人の金融資本だね。

資本主義社会がこれらの金融資本家に牛耳られているのは、アメリカを見ればわかるように周知の事実だ。

 

この裁判では、桃太郎は自分の行為を反省し涙していたが、ネタニヤフにはそんな気持ちはないのだろうね。

 

私の印象はざっと以上だ。

 

 

調べたら、この昔話法廷は2021年に放送されたものだった。びっくり

 

再放送があっているのかもだが、調べても出てこなかった。

でも、無料の動画サイトで見られるようなので、以下に紹介しておきます。

 

見ていない方は、ぜひご鑑賞ください。

 

 

無料で安全なフランスの動画サイトのようです。登録しなくても見れます。

途中広告をスキップするのが、ちょっとだけうざいですけど・・。ウインク

 

Dailymotionとは何ですか?

デイリーモーション(Dairy Motion)は、YouTubeのようにアメリカ発のサービスではなく、動画共有サービスとしては珍しい、フランス発のサービスです。 Wikiの情報によると、利用登録者数は100万人以上で、ユニークユーザー数は750万以上というヨーロッパで最も人気が高い動画共有サイトです。

 

 

 

(追記)

昔話裁判の「カチカチ山」も見ました。

家族を殺された者の怒りリ憎しみがどいうものなのか、改めて感じました。

テロという名の憎しみの応酬が止まない訳もわかるように思えます。

 

戦争で儲けるやつがいる、彼らに牛耳られた政治家や国家がある、民族や宗教がらみの争いの火種はいくらでもある・・・この世から戦争がなくなるのはいつになるんだろう・・。