能登半島地震であらわになった、原子力規制委員会の無責任ぶり。
自治体の避難計画は、原子力規制委員会の守備範囲ではないと言うが、そもそも原子力規制委員会は、何のために原子力発電所設置の安全性に関して審査しているのだ?
活断層の評価にしても、直接の原発敷地だけに限定して評価しているのか?
原発設置予定地域全体の最大震度を明らかにするために、周辺地域の活断層の状況なども評価しているんじゃないのか?
だとしたら、震度7以上の地震が起きた場合の地域の被害予想も当然するべきで、その状況の中で地域住民の安全が確保できるのかを評価すべきだろう。
原発本体自身の安全性が担保出来れば、地域住民の避難が出来るかどうかはどうでもいいのだ、という設定での論理なんだね。
だって、5キロ以内は避難、5キロ以上30キロ圏内は、放射線量の実測値で屋内避難となっているけど、原発に実際に異常が発生し、その実測値が実際に避難レベルになった際に、住民が避難できるかどうかはそこの自治体の避難計画や災害で道路や家屋が実際どうなっているか次第であって、規制委員会の守備配ではないので知らんことで済ませているんだからね。
でも、東日本大震災でも明らかになったように、低く見積もった地震や津波の予測のせいで、原発の安全性は脆くも壊されてしまったわけで、委員会の予測想定を超えた事態では、「想定外」と言うことで、結局はこの原子力規制委員会なるものの責任はうやむやのままだよね。
そんな最低限のありきたりの避難に関する提言でいいのなら、私だって委員が出来ますなあ(笑)。
そういう役に立たない存在を私の田舎では「糞のツンバリにもならない」と言う。
原子力規制委員会にしろ、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議にしろ、そこに参加して恥知らずな専門家ぶりを発揮していた学者や医者などの委員だった者はその責任をどうとるんだろう?
人間として恥ずかしくないんか?
一体だれのための安全安心だったんだ?
自分を委員に任命してくれた為政者の責任逃れのための安全安心対策委員会・・と言うのが実態なんだろう?