こんにちは。
コロナ感染が過去最高に増加していますね。この調子だとお盆もあまり外出できそうになく残念ですが、私は自宅で友人等と楽しみたいと思っています^^;
皆さんはどのようにお盆を過ごされるのでしょうか?
さて今回は「阿弥陀仏の本願(あみだぶつのほんがん)」についての内容ですが、ここは1番重要なところです。
私たちは生きていると色々なことで悩み、苦しみます。昨今のコロナ禍による感染や経済不安などもあれば、劣等感や孤独感など個人の心の問題もあります。
仏教では私たちが幸せになれないのは「苦しみの根源を正しく知らないからだ」と教えられています。
地球上で仏教を説かれたお釈迦さまは、35歳で仏のさとりを開かれてから80歳でお亡くなりになるまでの間、さまざまな人の苦しみ悩みに対応して色々な解決法を教えられましたが、その最終的な結論は「阿弥陀仏の本願」なのです。
ですので今回の記事では「大まかにはこういうことだ」というところまでしか書けませんが、今後も色々な角度からそこを伝えていきたいと思います。
「阿弥陀仏の本願」とは「阿弥陀仏」という仏様のお約束ということです。
仏様は大宇宙に星の数ほどおられて、人間とは比べ物にならない程の慈悲、「大慈悲(だいじひ)」を持っておられます。
「慈悲」とは「苦しみをなくして、幸せを与えてやりたい」という心のことです。
これは人間にもありますが、人間の慈悲に人を変わらない幸せにする力はありませんし、不平等なんですね。
我が子は何があっても可愛いけれど、よその子はそうでもなかったりするようなものです。
それに対して仏様の慈悲は、平等でいつまでも変わりません。
星の数ほどおられる仏様の中でも阿弥陀仏の慈悲は大宇宙で一番優れています。
それでは随一の慈悲をもたれた阿弥陀仏のお約束、「阿弥陀仏の本願」とはどんなお約束なのでしょうか?
お釈迦さまの説法が記録されているお経の中には漢字36文字で書き表されていますが、現代の言葉で平たく言うと、
「どんな人をも必ず助ける 絶対の幸福に」
というお約束です。
約束には必ず相手があります。ここでは「どんな人をも」と言われていますから、つまり「すべての人」が対象の約束ということになります。
ですから長く仏教を学ばれている方も、そんな話はこのブログで初めて聞いたと言う方も、分け隔てはありません。
また「必ず助ける」というのも、人間なら約束が果たせなかったり、あるいは故意に嘘をつくこともあるかもしれませんが、仏様に嘘は絶対ありません。
私たち人間の世界は嘘にまみれた世界で、親鸞聖人はこのことを「虚仮不実(こけふじつ)」と言われています。
そんな世界に住む私たちは、仏様の言われることを疑って中々信じることができませんが、それは私たちの問題であって、必ず救われたという時がきます。
それでは一体何を救ってくださると思いますか?
一般的な私たちの願いといえば、貧乏だからお金が欲しいとか、病気で苦しいから治して欲しいというようなことだと思いますが、そのような救いではありません。
この世の幸せというのは一時的には明るくなれますが、ずっとは続きませんから本当の幸せではないんですね。
ではどのように救っていただけるのかというと、どんなことがあっても、死を前にしても変わらない永遠の幸せに救ってくださるということです。
いつ死んでも極楽往生間違いなしとハッキリ知らされていますから、大安心、大満足の人生になります。
この心になれたことを、現代の言葉で「絶対の幸福」といいます。
こう聞いていくと私たちは「そんなことになれるものか」と思ってしまいますよね。
このような心を仏教の言葉で「疑情(ぎじょう)」と言います。
阿弥陀仏の本願を疑っている心ですね。これは誰でも持っている心です。
疑う心を押さえつけて無理矢理信じて救われるのではなく、仏教を聞く一つで疑いが晴れて絶対の幸福に救われる時が必ずきますから、その時まで仏教を学ばせていただきましょう。
質問等はコメント欄にてどうぞ!(^^)