以前からユダヤ人の歴史や文化に興味は持っていたのですが、最近DIAMOMND ONLINEでユダヤ人の家庭教育について書いてある記事があって、こういう本があったら読んでみたいと思うドンピシャの本が紹介されていたので早速読みました
「財産は簡単に奪われるけど、知恵を奪うことはできない」
みたいな話は色々なところの格言的な話で前から聞いていて、それはそうで、我が家も子供たちにはしっかり生きていくうえで必要な知恵を身に着けてもらいたいな、とは思っています
そのあたりの話も、ユダヤ人がなぜ教育を重視するかという話の説明的な位置づけで書かれていましたが、個人的に一番響いたのは「人生の通信簿」の話でした
人生の通信簿には2種類あって、一つは学校の成績で決まる通信簿であまり重要でなくて、もう一つはお葬式でもらう通信簿で、こっちの方は人生を通して上げていく通信簿で、その人が死んだときにどれだけの人が惜しんでくれるか、というものだそうです
「お葬式でもらう通信簿は社会的地位や収入には比例せず、人にどれだけ与えられるか、貢献するか、で決まるもの」
人に与えたり貢献したりすることによって、WinWinの関係を築いてみんなで幸せになろうという考え方が素敵だなと思いました
あとは、自分から人が喜ぶこと(=お手伝いとか)ややってほしくないこと(=ゲーム、Youtube)をリスト化して、ポイント制で足し引きして、ポイントをためることによって欲しいものを手に入れる、といった内容がありました
お手伝いの報酬制やお小遣いについては、色々考え方があるとは思いますが、私としては報酬制の方が良いな、と思っていたのでもう少し上の子が大きくなったら取り入れるのもありかなと思いました
学習方法についても書かれていたのですが、これについては大人も実践していかないとな…と思いました
アウトプット前提で集中してインプットするとか、学んだことを人に教える、とか。
上の子には毎日、幼稚園であったことを聞いているのですが、ここらへんも聞き方を工夫して、学んだことを彼なりに教えてくれるようにしていかないといけないなと思いました
やっぱり読書は刺激になりますね