【ウィスキーを旨く呑むコツ】その?
さて、ウィスキー党つるぎ家の独断で勝手に語る
【ウィスキーを旨く呑むコツ】。『その?』では
腹八分のディジェスティフ(食後酒)して嗜む事を述べた。
今回は『最高のツマミを用意しているか?』について語ろう。
『ウィスキーに合うツマミって何がある?』
『柿ピー』…『ナッツ類』… 俗に言う『乾き物』ね!成程。
『チーズ&クラッカー』…『キスチョコ』…『オリーブの塩漬け』
…ほぅほぅ、それもウィスキーに持って来いのツマミですな!
ウィスキーに合うツマミは、各個人でそれぞれ好みがある。
それは各々つまみたい物を用意すればOKだ。
今回、3回に亘って書いている記事の骨子は、
【ウィスキーを旨く呑む事を根本から見直してゆく】ことである。
ナッツ類が良いとか、チーズとクラッカーがあると美味しい
…とか、そう言う表面的な話しではない。
【ウィスキーに合う最高のツマミ】とは何か?…それは…
『カチ割り氷がタップリ入った天然水』である!
ウィスキーはご周知の通り、アルコール度数の高い酒である。
まして『スコッチ』、特に『シングルモルト』等のウィスキーは
ストレートで呑むものだ。
ウィスキーをグラスに注ぎ、琥珀の色を楽しみ、
トップノートを楽しみ、ストレートでグッと呑む。
そして舌の上で楽しみ、アフターを楽しみ、香りが消えて行く…。
その次に来るのは『冷えた天然水』が最高である!
ウィスキーの跡を追うかの如く、天然水が喉を潤し、
鼻腔をリフレッシュさせ次のウィスキーを呑む態勢を整える。
ウィスキーの追跡者…。
『チェイサー(追跡者)』とは、良く言ったものであるッ!
この『冷えた天然水』こそ、ウィスキーをストレートで味わう時の
最高のツマミではなかろうか?
水道水や、水道水で作った小さい氷は問題外である!
ウィスキーには絶対にカチ割りの大きい氷で、
美味しい天然水をよく冷やして用意するのである。
乾き物やチーズ、チョコレートの類は、『冷えた天然水』
のプラスアルファとして好みで用意すれば良い。
補足だが、チェイサーの別バージョンを一つ紹介。
それは…『氷を入れたグラスにトマトジュース』!
トマトジュースをストレートだと、チェイサーとしてはいささか濃い。
天然水と同じ様に、カチ割りの氷を入れたグラスに
トマトジュースを注いで軽くステア。
ウィスキーストレートで何杯も呑み進んだ頃、コレをチェイサーに
すると、その旨さに驚くだろう…!
何はともあれ、『ウィスキーを嗜む要諦は水にあり』
…であるッ!
★ウィスキーを旨く呑むコツ~その?~
【タップリの大きいカチ割り氷で冷やした天然水を用意せよ!】
(次に続く)
【ウィスキーを旨く呑むコツ】その?
「ウィスキーは呑めない事ないんだけど…」
「いまいち買ってまで呑みたいとは思わないなぁ…」
「そんなに美味い酒なの?」
小生の友人知人に、よく言われる台詞である。
そんな人は、ウィスキーの呑み方選び方を間違えてはないだろうか?
今回は『ウィスキーの旨い呑み方』を小生の経験と知識だけで、
独断の偏見で語りたいと思う。
小生が独断で挙げる幾つかの点を見直せば、
きっと貴方もウィスキーの魅力を再確認出来ると思う。
(香りや味からして受け付けない人は、この限りでは無い。)
★つるぎ家の提唱する『ウィスキーの旨い呑み方』
? 【腹八分のディジェスティフとして呑んでいるか?】
? 【最高のツマミを用意しているか?】
? 【輝く未来を思い描ける心境か?】
…以上の三点である!
先ず、今回は?について語ろうと思う。
ウィスキーは『ディジェスティフ』即ち『食後酒』である。
ビールやワイン、日本酒の様な『食中酒』では無いッ!
『美味しい地中海料理と一緒に…』とか、
『お腹が空いたから何か食べよう!』
…なんてそんな時に料理と一緒に呑んではいないだろうか?
お酒にもカテゴリーがある。
そして『TPO』に合わせて、その時に美味しく頂けるお酒があるのだ。
「そんなのただカッコつけてるだけでしょ?」…いや違うよそれは…。
では逆に聞くが…
「料理もお腹一杯食べた事だし、さぁ今からビールを呑もう!」
「今日は美味しいイタリアンを沢山食べたし、最後にワインを飲もう!」
「温かい鍋の締めに雑炊も食った。さぁ日本酒を行くかッ!」
おそらくそんな呑み方をする人は居ないに等しいだろう…。
やはりビールもワインも日本酒も、殆んどの人は
美味しい食事と一緒に呑みたい筈である。
料理を引き立たせ、食欲を増進させる飲み物としてのお酒。
それが『食中酒』であり、その時に呑むお酒なのだ。
要はウィスキーも呑むタイミングがあるッ!
食事の後に愉しむお酒なのである。
ウィスキー党の小生だって食事中に呑んでも美味しいとは感じない。
むしろ料理すら美味しく頂けない。
何故ならアルコール度数が強すぎるから…。
ウィスキーは『酒とその風味それ自体を愉しむ』ものであって、
決して『料理が主役』の様な酒では無い!
即ちウィスキーは『食事の後』に愉しむお酒なのである。
そして更に、『食事は腹八分』にしているか?
これは重要である。
腹いっぱい詰め込んだ後、ディジェスティフ(食後酒)が呑みたいなんて
小生だって思わない。むしろ横になれる空間と睡眠が欲しくなる。
そしてその時一緒に呑む食中酒も、ある程度量を控えておくと良い。
「食べ過ぎてビールがもう呑めない~」…とか、逆に
「ビール呑み過ぎて腹いっぱい~」
…貴方もきっとそんな経験があると思う。(笑)
大切なのは、お腹一杯ガバガバ食べて呑まない事である!
「もうちょっと食べたいんだけど…」
「もう少し呑みたいんだけど…」
そこを少し我慢するのである。
しばらくすると、程よい満腹感が出てくる筈である。
…すると人間は、「何か別のものが欲しい」という欲求が出てくる。
これが一般の人だと、『デザート』や『お茶』の類になっている具合だ。
…勿論、ウィスキー党はデザートのアイスクリームなんて食べない。
ここからようやく『食後酒』、ウィスキーの出番なのである!
ウィスキーを旨く呑むには、
『腹八分に抑えた後の酒』に持ってこなくてはならない。
★ウィスキーを旨く呑むコツ~その?~
【腹八分のディジェスティフとして呑む!】
(次に続く)
ブレンドの妙
さて、初めて紹介した酒は『ウィスキー』の
『シングルモルトスコッチ』しかも『カスク』。
続いて紹介したのは『バーボン』であった…。
あえて言うが、小生は『ウィスキー党』であり、
その中で『スコッチ』を特に愛する。
そして、この場で言っておかなければならないのは
『シングルモルト』は当然大好きだが…
『ブレンデッド』も大好きであるッ!
このところ、スコッチウィスキーの『シングルモルト』
が多くの呑み助達にも漸く認知されつつある感じの
今日この頃だが…。
「『シングルモルト』は通な酒で、『ブレンデッド』は
品質の劣るウィスキーだ。」
…という風潮がある様に思えてならない。
あえて言う。
それは『スコッチ』を全くわかってない意見である。
一昔前は、スコッチのシングルモルトウィスキーなんて
高々『スコットランドの田舎地酒』に過ぎない時代だったのだ。
世界の誰もが見向きもしなかった『スコッチ』を、『世界の酒』にまで
広めたのは『ブレンデッド』があったからこそ…であるッ!
その『ブレンディングされたウィスキーの旨さと技術』を知らずして
どうしてシングルモルトを理解出来ようか?
小生がシングルモルトを呑みまくってた若りし頃、
久し振りにブレンデッドを呑んだ…とある時、
「うわぁっ、やっぱりコイツぁ旨いっ!!!」
と思わせたブレンデッドウィスキーがあった。
『ブレンデッドスコッチ』…と言えば、そう…
『Ballantine』(バランタイン)であるッ!!!
色々と能書きを垂れたいトコなのだが…
一言で言って『バランタイン』ほど
『ブレンデッドの妙』を表現しているウィスキーは無いッ!
(と思う)
『17年もの』は『ザ・スコッチ』と云われるほど、
スコッチウィスキーの代表的な名前で呼ばれている。
小生も『21年もの』まで呑んだ事があるが、それはそれは…
(あぁ…ヨダレが出て来たょ…マジで…)
兎に角、『バランタイン』の味というのは、神技のブレンディング
から生まれるウィスキーなのだ!
小生が常飲している『12年ブルーラベル』や『FINEST』なら
スーパーでも売っていて、手頃な値段で呑める。
もちろんロックにしても全然OK!(小生は絶対ストレートだが)
「スコッチ呑んだ事ないけど、何が美味しい?」
…という人がいたら、先ずは
『Ballantine FINEST』(バランタイン・ファイネスト)を呑めっ!
スーパーなら1200円前後の値段だ。
因みに、このウィスキーに合うツマミは『ビターチョコ』である。
シングルモルトは、ブレンデッドを呑みつくし、
「もっと凄いウィスキーは無いのかぁ~?」
…とウィスキーに対しての探究心が出てきた時に呑めば良い。
更に追記しておくが…
『ライトなブレンデッドスコッチ』をお勧めするなら、小生は『J&B』。
(カティサークよりライトで旨いと思う)
『バランタイン・ファイネストより少しライト』なスコッチなら
『ANCIENT CLAN』。(それなりにコクはある)
『ウィスキーの強烈な香りがダメ』という人には『CLAYMORE』
を挙げておこう。
何れも1200円前後で買えるブレンデッドスコッチである。
今宵もウィスキーで乾杯ッ!乾杯! ( ̄ー ̄)/□