こんにちは😃

ご訪問ありがとうございます。



私は現在、仙台市のぎりぎり端っこに

住んでいます。

この辺りの地区では、

欧米人の方に会うことは殆どありません。

たまに見かけたと思ったら、

小中学校のALTの先生だったりします。



昨日、動物病院に行ったら、

白人の男性と黒人の女性

(こんな区別した言い方はよくないと

思っているのですが…。)のご夫婦らしき

方達が、ワンちゃんを連れて来ていました。

この辺ではなかなかお見かけ

することがない欧米人。

しかも女性はモデルさんのように

背が高く引き締まった長い手足で、

思わずじっと見つめてしまいました。



その時、ふと思いました。


「昔はこんなことしなかったよなぁ。

こんな事、日常的だったもんな。」



私は青森県三沢市の出身で、

そこはアメリカ軍の基地がある街です。

私が住んでいた約40年前は、

割合で言うと5人に1人は外国人が

住んでいました。

だから、買い物に出かけても普通に

商店街には外国人の方達が歩いていて、

その中には黒人の方もいっぱいいました。



私の母は基地の中で働いていたので、

特に幼い時には我が家にも外国人の人達が

遊びに来たりしていました。

基地の中にも母と一緒に、

遊びに行ったこともありました。

だから、私の生活の中に外国人の姿を

見るのは当たり前のことだったのです。



高校を卒業して、今住んでいるこの街に

引っ越して来て驚いたのは、


外国人がいない!


と言うことでした。

この街の1番賑わっている所に行っても、

殆ど外国人を見ることがなく、

とても驚いてしまいました。

それから数ヶ月後、

学校で仲良くなった

同じ青森県から来ていたお友達に、

こちらに来て外国人を見かけないことに

驚いたと言うことを話したら、


「三沢は独特だもんな。

初めて三沢に行った時、

なんか独特な雰囲気の街だと思ったよ。

外人もいっぱいいてさぁ、

店の看板も英語が多いしさぁ。

黒人が近くに来ると、

今まで会ったことなかったから、

少し怖かったもんな。」


と言われました。

三沢で生まれ育った私には

わからなかったけれど、

他の町から来た人には、

同県人でもそんなふうに見えてたんだと

あらためて感じた出来事でした。



それから約40年。

今住んでいるこの街で、

過ごした期間の方がはるかに長くなった私は、

外国人を見るともの珍しそうに

チラ見をするようになってしまいました。


「生活している環境によって、

こんなにも人の感覚は

変化するものなんだ。」


と感じています。