こんにちは😃

ご訪問ありがとうございます。



今日ジムの更衣室にいる時に、

すぐそばで着替えをしている

20代の女の子2人の

こんな会話が聞こえてきました。


「Aちゃん、なんか少し痩せたよね?」


「頑張ってるもん、低糖質ダイエット!」


「ご飯とかパンとか主食抜いてるんだ?」


「だけじゃないよ。

 お菓子はもちろんだけど

 果物も食べてないし、

 ともかく甘そうなものは食べてない。」


「徹底してるんだ。

 私には無理だわ。

 ご飯大好きだもん!」


そしてしばらくしたら


「どうしたの?あせも?」


「かなぁ?

 なんか最初は腕だけだったんだけど、

 この頃体にもできてきたんだよね。」



この時、つい気になってAさんをチラ見。

すると、確かに腕の関節の内側や

膝の裏側、お腹や脇腹、

そしてうっすら首筋にも

赤いブツブツしたものができていました。



多分、間違いない


私はそれがなんなのか、

心当たりがありました。



2年前の初夏、

当時、高3だった娘が

徹底した糖質制限をしていました。

何を食べるのにもスマホで糖質を調べ、

計算をしてから食べるという感じでした。

食べたものはすべてスマホに記録して、

日に日に糖質の摂取量を

さらに減らしているようでした。


その様子を私は少しやり過ぎな気がして


「そこまでしなくてもいいんじゃない?

 別に太っているわけじゃないんだから。」


そう言ったのですが、


「でも、もうちょっと痩せて

 モデル体型になりたいの!」


と聞き入れようとはしませんでした。



そんなある日、娘の腕の内側に

赤い湿疹がブツブツ出ていることに

気がつきました。


「あなた、それあせも?」


「そうかも。汗っかきだしね。」



しかしそれから一週間もしないうちに、

娘の体は赤い湿疹だらけになり

慌てて皮膚科に連れて行きました。



お医者さんは、


「お姉ちゃん、ダイエットしてるかな?

 糖質ダイエット。」


娘が返事をする前に、私が


「してます!

 やり過ぎなくらい。」


思わず答えてしまいました。

先生は、厚い辞典のようなものを

持ってきて、あるページを開きました。

そこに掲載されていた画像は、

まさに娘のそれと同じでした。



辞典ではなく、スマホの画像をお借りしました。




「これね、最近こんな患者さん

 増えてるんだけど、

 低糖質ダイエットのやり過ぎなんだよ。

 塗り薬出すけど、あまり症状がひどいと

 痕が残ることもあるから、

 一旦ダイエットはやめなさい。

 お姉ちゃん、ダイエットする必要も

 ないんだから。」


先生にそう言われた娘は、

痕が残るかもしれないという言葉が

ショックだったようで、

すぐに低糖質ダイエットを

やめてしまいました。



その夏は、長袖のブラウスを少し

腕まくりするくらいで、

半袖の服はあまり着られませんでした。

でも、少しずつ痕はなくなり

2年経った今はすっかり完治しました。



私は、あせもかも…と

あまり気にしていないようなこのAさんに、

おせっかいおばさんに

思われてもいいやと思い、

勇気を出して話しかけました。

そして娘に起きたことを話し、

すぐに病院に行く事を

勧めたのです。



すると、Bさんが

すぐにスマホで検索したらしく、


「本当だ!

 ほらぁ。おんなじじゃん!」

「ええっ!やばぁ

 どうしよう‼︎」


そんな会話がそのあと聞こえてきました。



低糖質ダイエットが悪いとは思いません。

私も現に今、野菜中心で低糖質、

高タンパク、高カルシウムの

食事を心がけています。

でも、やり過ぎは駄目!

やり過ぎは何事も偏ってしまう元だと

思うから。



低糖質ダイエットを行なっている方は、

赤いブツブツした湿疹ができたら、

すぐに皮膚科に行ってくださいね。