2013年の話ではありますが、当時の美智子皇后(現上皇后)が79歳の誕生日を迎えられた際に宮内庁のインタビューに応じた中で、私の琴線に触れた部分が有りましたのでちょっと紹介します。
それは…かつて旧帝国において憲法案が思案される中で出てきた民間の憲法案、五日市憲法についてです。 彼女はインタビューにおいて五日市憲法についてこう言及しています。
5月の憲法記念日をはさみ,今年は憲法をめぐり,例年に増して盛んな論議が取り交わされていたように感じます。
彼女の言葉通り、五日市憲法はこの時期において基本的人権を含め、国民の権利を保障する事を提唱した非常にレベルの高い憲法であった。薩長政権が作った旧帝国憲法よりも遥かに今の日本国憲法に近いものであった、と言えるだろう。
しかし、薩長政権が作った大日本帝国憲法…それは自分たちが天皇の名の下で国を欲しい侭にするのに都合のいい憲法であった。 奴らにとっては基本的人権の保障など自分達による国家統治において極めて邪魔だった、という事なのです。 |