幸せの選択問題 -20ページ目

幸せの選択問題

幸せの選択問題



「あんた、おもしろいもん雋景 もってるわねぇ」

「お役に立てて幸いです」

「悪いわねぇこんなに貰っちゃって。あ、そだ」

「アタシ達これから帝都に向かう途中雋景 なんだけど、よければ乗ってく?」

「ああ、あのあなた方が乗ってきた巨大トカゲですか」

 トカゲじゃない。竜だ。まぁ見た目は似たような物だが。

「お心遣い感謝します。ですが申し訳ありません、私は連れが迎えに来る事になっていますので」

「そぉ。残念ねえ」

 迎え……この馬鹿でかい山の中をか?

「あのトカゲ、外に放置してます雋景 が大丈夫なのですか?」

「いーのいーの。地竜は寒さに強いから」

「今は登り疲れてバテてるだけよ。ほっとけばそのうち起きるわ」

「左様ですか」

 男は淡々として口調で答えた。連れがいるらしいが、このるのか? それにこいつ、どうにも引っかかる。この品々は一体どこから持ってきた。
 だってこれは、こっちの世界の……

「ああ、何故私がこのような品々を持っているかでしたね」

「単純な話です。街で買いました」

「我々の連れに山に詳しい人間がいましてね。もしもの時の為に買っておけと……まぁ、それがこうして功を成したわけですが」

「人の助言は聞く物です」