人として、
この世に生をうけたら、
一度はスティーブン・セガールの
映画を観たほうがいい、
と、昨晩おもった。
俺が観たのは、
2005年制作
「イン トゥ ザ サン」。
わざわざ、
アマゾンで新品を買い求めて、
観た。
CIAだの
FBIだの
新興ヤクザだの
中国の結社だの
ミャンマーのゴールデン・トライアングルだの、
背景は異常なまでに大仰である。
こんなテーマだったら、
ランボー的な壮大な
一大スペクタルになりそうなものだ。
少なくとも凡人は、
そっちのほうへ流れるだろう。
しかし、セガールの天才性は、
まったく逆方向へ向かう。
一言で言うと、
「スティーブン・セガールの
日本観光案内」
である。
台詞もたまらん。
20年ちかく住んだ日本を
愛して止まないセガールは、
決して、日本のダークサイドを
見せようとしない。
というか、
ヤクザ映画を東京で撮影しているのに、
歌舞伎町とか池袋とか、
本当のおっかない場所では一切撮影せず、
築地市場でばかり撮影している。
なるほど、
セガールのファンは、
この「感じ」がたまらないのだな、
と、合点した。
テーマ曲も
セガールの作詞・作曲、
演奏。
なんでも、
セガールは、
レアなギターアンプのコレクターらしく、
神様キース・リチャーズや
クラプトンなんかも借りにくるほどの
コレクションをもっているらしい。
セガールという人は、
きっといい人なのだろう。
なんか、ささくれだった
今の日本に是非必要な、
米国人なのではないかと
おもった次第である。

