煽り運転を考える
煽り運転の被害に遭われた方は
少なからずおられるのではと思います。
車間距離を詰められる程度の
軽いものから、前方で蛇行運転や
急ブレーキ、急発進などの悪質な
煽り運転には恐怖を覚え命の危険に
さらされる場合もあります。
自動車の免許を取ってしばらくした頃
友人が終電で寝過ごしたので、駅から
国道沿いを歩いて帰るので迎えに来て
欲しいという電話があり、迎えに行った
ことがあります。
当時はトラック運転手の働き改革など
無い時代の真夜中に、国道沿いを
歩いている友人を探しながらの運転では
さすがにトラックの運ちゃんも煽らずには
いられなかったのだろうと思いますが
こちらにとっては恐怖の連続でした。
という話はさておき
煽り運転が昔よりも増えて減らない
原因を考えてみました。
その原因の一つとして考えれれるのが
オートマチック車(AT車)が増えた事
マニュアル車(MT車)は両足を使わないと
走ることが出来ませんが、(AT車)は
足に限って言えば右足しか使いません。
足と脳が交差しているということから
考えると、右足を使うことは左脳中心
の運転ということです。
左足は使いませんので足からの信号は
右脳には伝わりません。
右脳の機能としては大まかに
イメージ力、想像力、ひらめきを司り
五感に関係し、感情をコントロール
しています。
この感情をコントロールしているのが
ミソで、右足だけの運転では左脳にしか
信号がいかずに、右脳は左足から信号が
来ないのである意味ではお休み状態
そこで、運転中に何か些細なことで
感情部分を刺激されたらもう大変
今まで休んでいた右脳がやっと出番が
来たと思い、本来は感情表現が豊かで
喜怒哀楽がはっきりしている右脳が
大爆発!
今まで休んでいただけに止められません
冷静な判断はどこえやら
右脳は空間認知が高くなるので運転が
うまくなったように錯覚してしまいます。
結果として、あれやこれやと煽り始めます。
(MT車)で煽り運転をしようとすると
個人の悪質さを抜きにして運転操作だけ
考えるとかなり大変です。
蛇行運転はハンドル操作だけですが
急ブレーキ、急発進となると
減速したらクラッチを踏んでギヤダウン
からの急発進、その繰り返しで絶妙な
運転操作が必要になります。
そんな操作までして煽りたいと思う人が
いたとしたら最悪質です。
と言うように(AT車)は運転をする
場合の脳の使い方が偏ってしまう
傾向にあります。
アクセルとブレーキを間違えるのも
(AT車)になってから増えています。
右足だけでの運転よりも左右の足を使って
左右の脳もバランスよく使った方が良く
多少難しい運転操作の方が緊張感が増し
結果として安全運転ができるという人もいます。
但し、煽り運転は(AT車)が原因で起こる
可能性が高くなるとしても、危険な煽り運転を
してしまうのはあくまでも個人の資質による
もので、そのような人は運転免許を持って
いても運転をする資格はないということです。
今ではほとんどの自動車が(AT車)です。
時代の流れには逆らえないと思います。
左右のバランスを考えて安全運転を
心がけてください。