どんど焼き
「どんど焼き」とは
お正月に飾っていた正月飾りやしめ縄などを
近くの神社・お寺や河川敷に持ち寄り、
お焚き上げをする日本の伝統行事です。
日本では、古くから正月には年神様が
各家庭に訪れると言われていますが
お帰りになるのを、正月飾りを燃やした
煙と共に見送る、お盆の時にもする
「送り火」のような意味が込められており
縁起物を燃やし、その煙や火の粉にあたることで
無病息災や家内安全が叶うと言われている
新年の健康と幸福を祈願する「火祭り」の
一つとなっています。
どんど焼きは、新年最初の満月の日
正月を締めくくる1月15日頃に
行われることが多いです。
最近は15日が祝日でなくなったこともあり
今年は19日の日曜日に各地で行われる
のではないでしょうか。
ということで当地も19日に開催と
回覧板が回ってきていたので正月飾りを
持ってどんど焼きに行って煙と火の粉に
あたってきました。
皆さんの中にも行かれた人がいるのでは
ないかと思いますが、寒い時ですから
煙はともかくとして火に当たるのは
体が温まりまり幸せな気分になります。
「火」は五行でも「火」でそのままですが
人間にとっては大事な要素の一つです。
最近ではかまどで火を燃やして調理する
ことなどありませんし、スイッチ一つで
ガスや電気或は電磁波で調理が可能です。
昨年は「火」が癒しの効果があるということで
「焚火」が流行しました。
テレビでも焚火を囲んで話をする番組なども
ありました。
動物の中で「火」をある程度自由に
扱えるのは「人間」だけです。
ある程度というのは大災害や大火事では
火の威力に敵いません。
人間は長い長い年月をかけて「火」に
対してある程度の耐性を付けてきました。
この場合のある程度は燃えるものの中には
人体に有害なものも含まれているということです。
多分専門家ではないので詳しいことは
分かりませんが、なんでも燃やせば
有害なものが含まれていると思います。
人間以外の動物は火を怖がります。
有害なものを嫌うからだと思います。
それ以前に熱いからというのもあると思いますが
人間は焚き付けや焚火程度の火に含まれている
有害なものには耐性があると思います。
現代では火を扱うことがほとんどなくなりました。
このまま行くと数代先の人類は火を嫌う
他の動物たちと同じように火に対する
耐性が無くなってしまうような気がします。
適切な管理や指導の下に行われる火の
行事やイベントなどには積極的に参加する
ことをお勧めします。未来のために!