骨折り損のくたびれ儲け | 「七次元カフェTURTLE D」のブログ

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骨折り損のくたびれ儲け

 

この言葉を聞いたことのない人は

いないと思います。

意味もお分かりとは思いますが

念の為

「疲弊するほど労力を使ったにも

 関わらず、思ったよりも結果や

 利益が出なかったこと」

を表現したことわざです。

このことわざの由来は

「こんにゃく屋さん」と言われています。

こんにゃく屋の権兵衛さんは

こんにゃくが売れないことに悩んでおり

どうしたら売れるか考えた結果

こんにゃくのサイズを大きくしました。

そのお陰で、店は大繁盛、こんにゃくも

すぐに売り切れ状態となりました。

しかし、売値を元の値段のままに

していたので、ほとんど原価で

こんにゃくを売っていたことに気付きます。

労力をかけた割にほとんど利益が上がらず

ただ疲労だけが儲けとして残った状態

をことわざにした。ということなのですが、

こんにゃく屋さんが「骨を折る」というのは

何とも皮肉なお話ですね?

別の表現では

「お骨折りを頂き」というのがあります。

これは、相手が何かを成し遂げるために

努力や時間を費やしたことに対する

感謝や敬意を表す言葉です。

でも何で「骨」なんですかね!!

色々調べてみましたが「骨」を

使う意味が分かりませんでした。

でも何とか「骨」を使う意味を

考えてこじつけてみました。

それは「疲労骨折」です。

ことわざが出来た当時には

この概念は無かったと思いますが

疲労骨折は、1回の大きな力で

骨が折れる通常の骨折とは異なり

同じ部位に小さな力が少しずつ

加わることで発生する骨折です。

現代では慢性的なスポーツ障害の

ひとつで、ランニングやジャンプなど

同じ動作を繰り返すスポーツ選手に

多く見られる症状です。

昔の人は一つのことに根を詰めて

やり続けたことにより結果として

疲労骨折の状態になってしまった人が

いたことから「骨折り」という表現が

使われたのではないかと思います。

さらに、もう一つ「くたびれ」とは

疲れ果てるということですが

当て字は「草臥れ」で語源は

諸説あるようですが

「詩経」にある「草臥」

疲れ果てて目的地までたどり着く

気力が無くなり、草の上に臥して

しまう様から慣用したものというのが

一番納得できるような気がします。

こういう事に拘るということが

「骨折り損のくたびれ儲け」という

ことなのですね。きっと!!