塗香 | 「七次元カフェTURTLE D」のブログ

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訪れるだけで開運!?するとTVや新聞などでも紹介された、大井町の「開運カフェタートルD」が進化して、大井町から七次元にワープして、「七次元カフェ」になりました!
占い鑑定やイベントを五反田周辺の東京や、あるいは沖縄・北海道海外まで、どこででも行います。

塗香

 

塗る香と書いて「ずこう」と読みます。

お香の一種ですが火を付けず常温で香り

文字通り手や身体に塗って使うお香です。

香木や漢薬などの香原料をとても細かい

微細粉末状にして調合したものです。

その調合は古来インドの経典に記されており

沈香(じんこう)、白檀(びゃくだん)、

龍脳(りゅうのう)、丁字(ちょうじ)、

鬱金(うこん)、という五香を基本に

厳選された天然香原料を使用。

また、塗香の功徳としては

「塗香を身に塗れば生死煩悩を離れ、

 不浄を除き清浄なる身となって

 諸仏との契印等を結ぶ、

 これによって塗香を用いるなり。」

と書かれているそうです。

行者が読経や写経の前に、或は

寺院参拝やお墓参りの際に

心身を清めるために手に塗るお香です。

 

古くから浄化だけでなく魔除けとしても

使用されてきたこともあり、邪気から

身を守り心を平穏にし、優しくほのかに

かおる香りにとても癒されます。

人混みなどでわけもなく身体が重くなったり

気分が悪くなったりしたときは邪気の

せいかもしれませんし、手水場のない

社寺に参拝するときなどに塗香を用いて

身を清めると気分が変わります。

塗香の使い方については宗教、宗派、又

地域、個人などにより様々な使い方が

あるようです。

具体的な使い方の一例としては

1.まず最初に右手の親指と人差し指で

  塗香を一つまみ取り、又は塗香入れの

  栓を抜いて直接左手の薬指の根元の

  所に塗香を置きます。

2.次に左手の上に右手を被せます。

  被せ方はそれぞれ同じ指をピタッと

  合わせます。(右手が上の状態です)

3.両掌を合わせたまま、時計回りの

  右に一回、その反対の左に一回の

  合計二回ひっくり返します。

  (最後は元通り右手が上になります)

  これにより、左掌に置いた塗香を

  右手、左手と移したことになります。

4.そのまま両掌を摺り合わせて全体に

  塗香を広げ、手の甲から腕へと塗ります。

 

一般に作法として塗り広げるのは腕まで

頭から足まで実際に全身に塗っても良いのですが

全身に塗るという動作は時間がかかり、

場合によっては公序良俗に反してしまう

可能性もありますので、全身に塗り

心と身体を清めたと観念(イメージ)

によって行います。

 

塗香を使うことで心と身体を清めたと

自分自身で強く観念(思念する)することにより

魔を払い自らを清める塗香の力により

邪気は観念(もうこれまでだと諦める)

してしまう事になるでしょう。