亥の子の日 | 「七次元カフェTURTLE D」のブログ

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亥の子の日

 

十二支を連想してしまうと

亥(い)の子(ね)の日と読んで

亥月(11月)の子(8日)の日の

ことかなとなってしまいますが

「亥の子の日」は「いのこのひ」と

読みます。

今年は亥月亥の日で11月7日です。

この日はちょうど「立冬」の節入日と

重なります。

立冬は冬の兆しが見え始めるころで

空気がぐっと冷たくなり冬の気配を

感じる季節となります。

立冬から2月初旬の立春の前日までが

暦の上では冬のなります。

西高東低の冬型の季節になってから

風速8m以上の北寄りの風が吹くと

「木枯らし1号」と発表されます。

 

亥の子の日の亥の子については

「亥の子祝い(いのこいわい)」と

呼ばれ大昔の中国の無病息災を祈る

儀式が由来とされています。

当時中国では穀物を入れた餅を

亥の月、亥の日、亥の刻に食べれば

病気を避けられると考えられていたようです。

平安時代になると亥の子祝いが日本にも

伝わり宮中行事になりました。

さらに、この時期が稲刈りの行われる時期と

重なることから収穫祭として実施されるように

農村部で広まってきたり、また、亥は猪を

意味しますので、猪が多産であることから

子供の成長を祈ったり、子孫繁栄を祈ったり

するようになって広まった地域もあります。

「亥」は陰陽五行では「水性」に当たり

火災を逃れるという信仰があり

江戸時代には亥の月、亥の日を選び

囲炉裏(いろり)や炬燵(こたつ)を開いて

火鉢を出し始めるという風習になりました。

茶の湯の世界でもこの日を炉開きの日としており

茶席菓子として「亥の子餅」を用いるそうです。

 

平安時代の宮中行事になりましたということで

NHKの大河「光る君へ」で亥の子祝や亥の子餅が

出てくるのかは分かりませんが

源氏物語第9帖「葵」では「亥の子餅」が登場します。

大豆、小豆、大角豆(ささぎ)、胡麻、栗、柿、

糖(あめ)の7種類の粉を入れた餅と書かれています。

亥の子餅は亥の子の日が近づく10月下旬になると

和菓子屋さんやデパートで販売されます。

現在の亥の子餅は求肥であんこを包んだものが

多く、生地に胡麻や栗が練りこまれていたり

様々な種類があるようなので、どこかで

見かけることがありましたら、

11月7日の午後9時から午後11時の間に

亥の子餅を食べて、無病息災、子孫繁栄、

火の用心火災除けなどを祈ってみるのも

一興ではないでしょうか。