処暑(しょしょ)
二十四節気の立秋と白露の間にあるのが
処暑です。
立秋も白露も暑いというイメージは
ありませんが、その間にある処暑は
当然暑さを思い起こさせます。
処暑は「暑さが収まるころ、落ち着くころ」
という意味です。
令和6年8月22日(木)23時55分から
同年9月7日(土)12時11分からの
白露に節が変わるまでの間が処暑です。
毎年処暑の約16日間の中に立春から
数えて210日目の「二百十日」という
雑節がやってきます。
今年は8月31日(土)が「二百十日」に
なります。
この雑節は台風などの被害が多くなるため
厄日とされています。
処暑の頃は台風が多く、穀物が実り始め、
収穫までもう一息というところの農家に
被害を与えたり、農家に限らず各地に
甚大な被害をもたらす台風が来る時があります。
実際にもこのメルマガを書いている段階でも
詳細な進路はまだ確定していないようですが
台風10号が8月28日(水)の未明には
本州に接近する見通しが予報されています。
最大瞬間風速60m/sという猛烈な台風です。
今年は元旦の地震から始まり、台風でなくても
暴風雨等による被害が各地で発生しています。
また、一時巨大地震発生の注意報が出たりして
なかなか安心して落ち着ける時がありません。
2024年の干支は「甲辰」です。
易になおすと「雷風恒」(らいふうこう)の卦になります。
「恒」は常ということ、久しく変わらないこと。
決して大災害を予告するような凶の卦では
ありませんが、雷と風の象意は出ています。
雷は易では「震」のことを言い、当然「地震」
の象意もでています。
象意を分析するよりもこの場合には「恒」に
注目して、どんな状況においても常の心を
忘れずに慌てず騒がず、落ち着いて「不動心」
を持って事に当たりなさいと易は言っています。