白と黒 | 「七次元カフェTURTLE D」のブログ

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訪れるだけで開運!?するとTVや新聞などでも紹介された、大井町の「開運カフェタートルD」が進化して、大井町から七次元にワープして、「七次元カフェ」になりました!
占い鑑定やイベントを五反田周辺の東京や、あるいは沖縄・北海道海外まで、どこででも行います。

白と黒

 

皆さんは、白と黒どちらが好きですか?

どちらか一つを選べと言われれば

意見は分かれますが、TPOに合わせて

使い分けている方がほとんどでしょう。

 

白は良い意味で使われることが多いです。

例えば、刑事ドラマで「無実の人」は白

「犯人」は黒、相撲なら「勝ち」は白星

「負け」は黒星となりますが

 

一方で、「白紙」の答案用紙では落第、

マークシートでは正解を「黒く」

塗りつぶさなくては合格出来ません。

 

専門家ではない人を素人(しろうと)

専門家を玄人(くろうと)として

しろとくろで分けたりしています。

 

また、「白」は光を反射し

「黒」は光を吸収する性質が

あります。

 

「白」と「黒」に限らず

対比するものがあると

それぞれの中にある色々な

性質が明らかになってきます。

 

だからといって、「白」と「黒」の

中にあるいろいろな性質がその中で

全部イコールでつながるかといえば

そんなことはありません。

 

もしも、イコールでつながるとしたら

こうなります。

 

「無実の人は白い服を着ている」

「勝ち星を挙げたお相撲さんは

光を反射する」

「光を吸収する人は玄人である」

 

このようなことを、いろいろなメディアを

通じて大々的にキャンペーンを

打ち出したら、皆さんは信じますか?

効果があると思いますか?

 

もちろん、馬鹿らしいと思い

信じませんよね。

 

でも、このイコールではない

二つの性質を並べて

対比させた馬鹿らしい

キャンペーンで昔から

特定の人たちの思惑通りに

大成功をおさめ

いまだに使われて

いるものがあります。

最近ではあまり使われなくなりましたが

それは「男尊女卑」です。

「男尊女卑」は易経から来ています。

男尊女卑は、乾(けん)と 坤(こん)

の数ある性質の中から二個選んで

あたかも同列で対比しているように

見せかけただけです。

 

易経の乾は陽の性質

坤は陰の性質を表します。

その他にも

具体的な性質は次のようになります。

乾は 男、剛、丸、太陽、天、尊

坤は 女、柔、四角、月、地、卑

以上はほんの一例です。

 

男尊女卑は例えば

乾の中から「太陽」と「丸」を

選び「太陽は丸い」となります。

太陽が丸いのは納得いきますが

では、坤の中から「月」と「四角」を

選んで「月は四角い」となったら

納得できますか?

乾の中から「男」と「尊」を

坤の中から「女」と「卑」を

選んでもっともらしく

組み合わせただけのものです。

 

言葉の中に含まれている

意味や性質は、

特定の状況や対比するものがあって、

始めて発動するものですが、

時として、

適当に選んだ組み合わせであっても

説得力のある文章が

出来てしまう事があります 。

正に、男尊女卑のように使われると

都合のいいように

錯覚を起こしてしまいます。

何か錯覚しているのかもしれないと

思った時には「月は四角い」を

思い出してください。

錯覚による不運から逃れられるかもしれません。