見合う
「見合う」という言葉ほど
少しの変化で色々な意味になるものは
見当たらないような気がします。
私の国語力の無さで
知らないだけかもしれませんが!
陰陽五行の「木、火、土、金、水」の
それぞれにいろいろな意味や事象が
含まれているのと似ているような
気がして、少し調べてみました。
「見合う」は
見つめ合う、釣り合う、似合っている等の意味
「見合って、見合って」は
相撲の掛け声に使われます。
準備して、みたいな意味でしょう。
その後の「ハッケヨイノコッタ」は
「八卦良いノコッタ」で
易経の八卦、つまり八方良かったら
始めてください。という説もあります。
「見合」となると
結婚相手を求めて男女が第三者を
仲介として合う事。
囲碁でも「見合」は
ほぼ同等の価値のある二つの方向への
着点を双方が選択できる状態の事
また、隣接する住宅の窓がそれぞれ
相手の方向に設けられている事
お互いの生活空間が見えてしまう為
設計上「見合」は嫌われます。
「見合わせる」は
1,お互いに見る「顔を見合わせて笑う」
2,あれこれ見比べる
「領収書と帳簿を見合わせる」
3,事情を考慮して実行するのを
差し控え様子を見る
「運転見合わせ、山の手線内回り外回り」
などのいろいろな意味があります。
ほとんどの意味が悪い事ではありませんが
身近で一番困るのは
ニュースや速報で知らされる
「運転見合わせ」です。
「見合う」という言葉には陰陽取り交ぜて
「吉凶」の意味があるということでね。
それでも、しつこくなりますが
出がけに「運転見合わせ」で
電車が止まってしまうのは
「見合う」に全然見合わない
と思うのは私だけでしょうか!!