調候(ちょうこう)
12月になってもそれほど寒くもなく
逆に暖かい日が続いたりしていて
今年の師走は体調管理が難しいです。
寒い時には暖房などで身体を温める
暑い時には冷房などで身体を冷やす
このことは万人に共通の寒暑の対策と過ごし方です。
四柱推命では五行のバランスで運勢を鑑定しますが
調候とは五行のバランスに加え寒暑の対策を
命式から鑑定する重要な考え方です。
木、火、土、金、水、の五行の中では
寒は水、暑は火ということになります。
命式の中に水が多くて寒の人は火で暖め
火が多くて暑の人は水で冷やしてバランスを取ります。
夏月に生まれた人が全員、暑が強くて水が必要とは限らず
命式の中で必要な水がありバランスがとれている人もいますし
逆に、夏月生まれなのに水が強く冷えている人がいます。
冬月に生まれた人にも逆のバランスですが
当然同じことが言えます。
猛暑でも冷房が苦手な人
極寒でも汗っかきの人など
皆さんの周りにいませんか?
生年月日生まれた時間が同じ人は全国に多く存在します。
同じ命式であれば、考え方や行動律は同じになりますが
これに、調候が加わりますと運勢が変わってきます。
火が強くて水が必要な人が住むのに適しているのは
南か北のどちらが調候的に良いのかと言えば
当然北に住んだ方がバランスがとれ運勢も良くなります。
調候の必要があまりない人は住む場所には困りません。
運命鑑定は
天の命式
地の環境(調候にも関係します)
人の人間関係(これも調候が関係します)
人間関係でも調候の考え方は生きてきます。
水と火は本来相反する関係にあります。
相反する関係ですから
当然人間関係では、ぶつかることが多くなります。
しかし、お互いにとって必要なものを
補完しあっている関係ならば、結果として
お互いの成長にとって必要な存在となります。
とは言え、料理と同じで
火の加減、水の加減は大事で
分量を間違えて度を越してしまえば、
料理は台無しになってしまいます。
運勢には「時」だけではなく
「調候」の加減も大事な要素になります。
今年の冬のように寒の「水」が
安定しないようなときは体調管理だけではなく
運勢管理も必要になって来ます。