ささくれ
爪のまわりの皮膚が乾燥して
角質がめくれ上がった状態で
寒くなって乾燥する季節に起こります。
傷は小さいですが服の繊維などに
ひっかけてむけてしまうと激しい
痛みを伴います。
「ささくれ」は「さかむけ」とも言います。
あえて説明するまでもなく皆さん
ご存知のことと思います。
9月23日は24節気の内の「秋分」でした。
「春分」と共に「彼岸」とも言われます。
今にして思うと丁度その頃右手人差し指の
爪のまわりに何となく違和感がありました。
そして、現在(9月30日)は「ささくれ」
になり水絆創膏の出番となっております。
今年は毎日のように蒸し暑い日が続き
とても寒くなって乾燥した状態を
感じることはありませんでした。
でも「ささくれ」は出来てしまいました。
寒さや乾燥が原因でないとしたら
何が影響しているのかな?と考えたところ
旧暦の24節気が関係しているのではと思いました。
地球を中心に空を見上げて
空をひとつの球体とみなした時
これを「天球」と言います。
この天球上の太陽の通り道を
「黄道」(こうどう)と言い
その通り道を24分割したものが
「24節気」です。
太陽黄経0度が「春分」で
24節気の始まりです。
「秋分」は太陽黄経180度で
春分のちょうど反対側になります。
参考までに、太陽黄経90度が「夏至」
太陽黄経270度が「冬至」になります。
24節気は太陽黄経15度ごとに変化します。
天球上の太陽の通り道の変化は
地球上の森羅万象、当然人間の
心や体に及ぼす太陽エネルギーの
変化となって現れてくると思います。
俗に「暑さ寒さも彼岸まで」と
言われています。
「太陽エネルギー」の変化は
「彼岸」で大きく変わるのかもしれませんが
植物の生育には24節気が関わるように
人間に対しても様々な影響を与えていて
「ささくれ」もそのひとつのような気がします。