効果的な水分の補給
体から水分や電解質(塩分など)の体液が
失われた状態を「脱水」といいます。
こらからの季節は大量の発汗によって
脱水が進みやすくなります。
暑さと脱水で熱中症のリスクが高まるのは
皆さんもご存知だと思いますが
その他にも脱水により血液中の水分が減少し
ドロドロ血と言われる状態から血液の塊である
血栓ができるリスクが高まってきます
血栓によって血管が詰まると、血液の流れが
止まることで引き起こされる脳梗塞や
心筋梗塞などの病気に繋がりやすくなります。
脱水にならないように効果的な水分の
補給は欠かせません。
補給が欠かせない水分の「水」については
未だにつかみどころがないところもあり
水の特性については、分かっていることも
多いですが、分からないことも、
それと同じくらい多いようです。
最新の科学が明らかにしつつあるのは
人の細胞内の「水」は、私たちが想像する
いわゆる蛇口から出てくるような「水」とは
別のタイプの「水」であり、植物に封じ込め
られた「水」と同じ種類ということです。
水が液体、気体、個体として存在するのは
習いましたが、新しい発見によれば植物など
自然界には第4の相として液体の水よりも
10%程度粘性が高い「ゲル状の水」があり
人体にも存在するというものです。
この密度の高い「ゲル状の水」の効果が
どれほど高いのか、まだ正確には
測ることはできないものの
ゲル状の水による水分補給が
普通の水と異なる理由は、
ゲル状の水が液体の水とは別の段階にあり
長く湿気を与え、保つだけではなく
体内の電気的回路の機能をはるかに
効率よく行わせるそうです。
超音波検査や心電図検査で
ゲル状のゼリーが使われるのは
結果を読み取り易くするための
優れた伝導体だからです。
人体は微弱な電気信号によって
機能していますので、このゲル状の水が
効果的な水分補給の要になってきます。
最近では経口補水液もゲル状のものが
増えてきているのもその為だと思います。
経口補水液に頼らずとも
普通の水と天然塩の補給と共に
植物に封じ込められている
ゲル状の水、つまり
旬の野菜や果物を効率よく
摂取することが大切です。
燃えるような暑さの日に
大量の汗をかいたからと言って
燃える火に一気に大量の水をかけるような
水分補給をしてしまっては
火が消えてしまうように体内のエネルギーも
鎮火させられてしまう可能性があります。
大量の汗をかきそうな場合には
こまめな水分補給は当然として
事前に保水効果のある食物を
体に取り入れておくことも大事です。
陰陽五行で言うところの
水は木(植物)を育て、
植物(木)は火(体内エネルギー)の燃料になる。
これで、効率よく
エネルギーが循環します。
効果的な水分補給で
命の危険を回避してください。