初午(はつうま)
初午とは、一般的に、初午の日に行われる
お祭りや風習のことをさします。
今年の初午は本日2月5日です。
旧暦の新年(今年は2月4日)立春を過ぎて
最初に地支に「午」が来る日のことです。
2月5日の天干は「甲」地支が「午」で
「甲午」(きのえのうま)の日になります。
初午の日は毎年変わります
地支が12支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)ありますので
立春を過ぎてから12日間のどこかで行われます。
初午の由来は京都・稲荷山の麓にある「伏見稲荷大社」
全国に約3万社あると言われる稲荷神社の総本宮です。
奈良時代の711年(和銅4年)、初午の日に
穀物の神様「稲荷大神」が稲荷山に鎮座されたとされ
「稲荷」は「稲生り」に由来するとされ
「おいなりさん」と親しみをもって呼ばれ
稲荷大神を祀るために初午に執り行われる
「初午祭」が全国に広がったと言われています。
稲荷神社と言えば「おキツネさん」で
キツネを思い浮かべますが
キツネは稲荷神ではなく神様の使いのもので
神様を守る存在です。
豊作を願う風習とキツネが家を守ってくれる
という考え方から稲荷信仰は現在も続いています。
キツネの好物と言えば「油揚げ」
初午に油揚げだけではなく油揚げに
稲荷神のおかげで豊作になった「米」を
すし飯にして詰めたものを奉納したのが
「稲荷寿司」の始まりだそうです。
稲荷神はもともと五穀豊穣の神様ですが
今では商売繁盛、産業興隆、家内安全、交通安全
芸能上達の守護神として幅広く信仰されています。
そのため、「初午祭」では
五穀豊穣だけではなく様々なご利益を祈願するために
多くの人が稲荷神社を訪れています。
という事で、私も本日初午の「午の刻」に
(午の刻は午前11時から午後1時までです。)
参拝・祈願して参りました。