えんがちょ
今週なかばに強烈な寒波がやってくる
というので、水道管が凍らないように
保護する材料をホームセンターに買いに行きました。
みな考えることは同じようで
保護材や雪かき用のスコップを
買い求める人たちがいました。
子どもの頃と違って
寒波で氷が張ったり、雪が降るのは
楽しくも嬉しくも無くなってきました。
「えんがちょ」
子どもの頃にほとんどやった記憶はないのですが
「えんがちょ」の言葉だけは覚えています。
汚い不浄なものと縁を切って自分への
感染を防ぐために使われる呪文
又はおまじないで子供の遊びの一種のようです。
動物の糞を踏んでしまったり
落ちてきた鳥の糞が頭に当たったり
食べ物にハエがとまったりした時に使うそうです。
鳥の糞と言えば、過去二回ほど
一度は脳天直撃で二度目は肩ぐちに
動物の糞を踏んでしまったことは何度かありますが
その時に、「えんがちょ」を使った記憶はありません。
日本では古来より不浄な状態「穢れ」(けがれ)を
嫌い防ぐ習慣があり「えんがちょ」は
「縁を千代切った」と考えられていて
古くは800年ほど前の平治物語絵巻に
「えんがちょ」をしている人々が
描かれているそうです。
描かれているという事はその動作や
作法があるということになりますが
全く記憶にありません。
「千と千尋の神隠し」で「えんがちょ」が
出てきたようですが覚えている方はいますか?
汚い不浄なものと縁を切って感染を防ぎ
悪運から自分を守る呪文、おまじないなら
正に今、コロナやマスクと早いところ
「えんがちょ」したいものです。
個人的には寒さとも早いところ
「えんがちょ」したいです。