赤と白
五行の色(木、火、土、金、水)
は順番で(青、赤、黄、白、黒)
となります。
赤と白の季節は
赤が夏、白は秋
後の三色はそれぞれ
青が春、黒が冬、黄は
四季の間をつなぐ土用となります。
土用は季節の変わり目ですから
年に四回あることになります。
土用と言えば「ウナギ」が連想されますが
今回は赤の夏と白の秋の話です。
一般的に植物は
夏には花を咲かせ、秋には果実がなります。
夏の花も秋の果実もその存在は明確であり
自己の存在をアピールしているわけですが
夏の花はミツバチなどによる受粉を
待っているので「無防備」な状態です。
一方、秋の果実は皮や殻を作り
中身を守るための「防備」をします。
このことから
「真っ赤な嘘」と「白々しい嘘」を
考えていきます。
真っ赤な嘘は明らかな嘘、全くの嘘
隠しようのない嘘ということになります。
反対に、白々しい嘘は
本心から出ていないことが見え透いている
うわべと中身が違うことが明らかである。
ということになります。
つまり、赤は「無防備」な嘘
白は「防備」な嘘でどちらも
明らかな嘘には違いないという事です。
また、英語ではWhite Lie (白い嘘)
という表現があり
「相手を傷つけないための小さな嘘」
のことを言うそうです。