成長と成果
赤ちゃんが立ちあがて
歩けるようになるまでは時間がかかります。
ハイハイからつかまり立ち
そして、何とか立ち上がり歩き始める
そこに至るまでの間
親をはじめ周りにいる人たちは
その変化に一喜一憂しながら
うまく行かないことが続いても
決してそれを失敗したとは思わず
温かく長い目で見守っています。
人間は初めて何かしようとすると
なかなかうまく行かずに
時間がかかるように出来ています。
立ち上がって歩けるようになるまでの間
周りにいる人達は子どもに「成果」を
期待しているわけではなく
ただ温かく「成長」を見守っているだけですが
子どもにしてみれば周りの喜びようから
いずれ「成果」となるものを感じ取ります。
子どもの成長だけを期待していた親も
成長するにつれ「成果」を期待するようになり
子どもにとっても周りが喜んでくれることを
「成果」と強く思ってしまえば心から楽しさを
感じられないようになってしまいます。
手足の四肢を使ってハイハイしていた時と
二足歩行ができるようになった時の
子どもの意識と周りの期待の変化は
4-2=2で何か忘れてしまった
大事なものがあるような気がします。