躓く(つまずく)
「足」という字に「質」の字を書いて
「つまず」くと読みます。
つまずいてしまうのはその時の
「足」の「質」が原因ということになります。
つまずくの意味の第一番目は
歩く時、足先を物や人に打ち当ててよろける。
この場合の原因は
心身のバランスが崩れて足元が乱れた為
と考えられます。
第二番目の意味には
中途で障害にあって失敗したり、挫折すること。
この場合の原因には
「運」をうまく運べなかった
つまり、「不運」ということで
運命学的には五行のバランスの乱れが
あったのではと考えられます。
躓くにはより詳細な意味の
「蹴躓く」(けつまずく)があります。
蹴躓くは蹴って躓くので、
正にその通りなのですが
私には、「ケ躓く」に思えます。
程度が半端ない時に使われた
超ド級の「ド」の意味とは違って
「ケ」は怨念や恨み辛みの意味に
なってしまうようです。
ケ躓く状態は「よろけ」はしますが
転ぶところまではいかない中途半端な状態です。
ほとんどの場合自分の不注意が原因ですが
この中途半端な状態のバランスを
何とか取ろうとして心は「怒り」に
矛先を変えていきます。
物にケ躓いた場合には
「何でそこにあんねん!!」
人にケ躓いた場合には
「何でそこにおんねん!!」
という具合です。
「ケ」は一言で捨て台詞に使われたり
責任転嫁に使われることがあるので
日本語の一言は意味が深いですね。
余談ですが、そういえば、以前
「ストロベリーチャット」
つまり、「一語チャット」で
自分の思いを「一語」で伝えるチャットです。
がありました。
余談が続きますが
「足」という字に「危」ないと書いて
跪く(ひざまずく)と読みます。
この字の由来も諸説あって面白いです。
高い崖の上から跪いて下を見ることは
不安定で危ないことからきています。
もう一つは
中国の服装(チャイナドレス)は
跪くと太ももがあらわになり
下着が目で見えそうになるから危険だという事
これから寒くなってきますので
どうしても体の動きな鈍くなってきます。
皆さんも「躓いたり」「ケ躓いたり」
しないようにお気を付けください。