水火(スイカ)水と火の話 | 「七次元カフェTURTLE D」のブログ

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水火(スイカ)


水と火の話です


 


易経の64卦のうちの63番目の卦に


水火既済(すいかきせい)と言う卦があります。


既済とは既に成るということであり


本来は下に流れる「水」が天にあり


上に燃え上がる「火」が地にあることから


天地の交わりがととのい更に


六爻全ての陰陽が定位置にあり


一つの完成した象(かたち)をなしています。


 


これとは逆に


易経最後64番目の卦は


火水未済(かすいびせい)です。


未済は未だ成らずで未完成の象となります。


燃え上がる「火」が天にあり


下に流れる「水」が地にあり


自然な当たり前の状況に見えますが


陰陽(天地)の交わりがあって


初めて事が起こり象が作られる


と考えますので


天地の交わりが無く


六爻全てが陰陽の定位置にない未済は


未だ成らずということになります。


 


また、水火既済の卦辞の後半には


「初めは吉にして終わりには乱れる」とあります。


完成するまでは吉ですが


その状態も長くは続かないとして


次の未済の卦を暗示しています。


 


易経最後の卦が未完成という事は


「動いて止まず」の易がまた始まるという事です。


 


参考までに陰陽の定位置とは


陰が偶数で陽が奇数ですから


六爻のうち初(一爻のこと)、三爻、五爻が陽で


二爻、四爻、上(六爻のこと)が陰であることを言います。


 


五行の色で水は「黒」で火は「赤」です


 


水火(スイカ)の語呂合わせで


夏が旬の食べ物で「スイカ」があります。


もう既に九州方面からのスイカが出回って来ていて


早々と旬の先取りをして


味わった方もおられると思います。


 


一般的なスイカの種の色は「黒」で果肉の色は「赤」


ということで、水火はスイカにつながります。


 


ところで、スイカの種を食べると


盲腸になったり、お腹からスイカの芽が生えてくる


などと言われたことありませんか?


 


まあ、迷信らしいですが


 


ヨーロッパでもブドウの種をたべると


盲腸になるという言い伝えがあるそうです。


 


さらにところで、ですが


スイカの種は


なぜ散らばっているのか?


ほかの果物は真ん中に集まっているのに


不思議ですよね!


 


基本的に植物の種は


動物や鳥に食べられて遠くに運んでもらうのが


目的ですから、小さな果実は中心に種があっても


食べてもらえるでしょうが


なにしろスイカは大きいので最後まで


食べられることがないので


全部たべなくても種を運んでもらえるように


散らばっているようです。


 


易学的にはどうなんでしょう


 


水火既済の卦字の後半の


「初めは吉にして終わりは乱る。」


ということからも結論が出ます。


 


つまり順調に育ったスイカの種は最後には


乱れて散らばるということです。


 


この話を易経の奥深さと感じるのか


単なる屁理屈と思われるのかは


皆様の判断にお任せいたします。