五行配当
五行説では天地万物の象が五行に現れると
考えたので、例えば方角なら
東西南北と中央(五方)
季節でいえば春夏秋冬と土用(五季又は五時)
色彩では青赤黄白黒(五色)
といった五パターンのことを
五行配当といいます。
五行の配当は他にも色々あり
ネットで検索すれば配当表がすぐに出てきます。
ネットの検索でほとんどヒットしない
五行配当に「五則」があります。
この五則は
度量衡(どりょうこう)の基準になる五つの道具をさし
「規」はコンパス
「衡」はハカリの竿から転じてハカリそのものをいう。
「縄」は大工さんが直線を引くのに使う道具
墨付けとか墨壺の糸のこと
「矩」は差し金、曲がり尺などの
直角に曲がった定規のこと
「権」はハカリの錘(おもり)つまり分銅
ということになります。
五則の中で「規」のコンパスと「矩」の差し金は
フリーメーソンのシンボルマークとして使われたり
中国の神話に出てくる伏羲(ふくぎ)と女媧(じょか)は
人面蛇身とイメージされ、この二人が手に持っているのが
「規」のコンパスと「矩」の差し金です。
陰陽の図形で言えば
「陽」は丸で「規」のコンパスで書きます
「陰」は長方形で「矩」の差し金(直角定規)で書けます。
五行五則の「規」と「矩」ですが
陰陽学的には「陽」と「陰」を表しているように思えます。
これを書いている時に久しぶりに飲食店を経営している
友人から電話がありました。
お互い元気と確認できたので一安心でしたが
飲食店はやはり今大変で、やれるところまで頑張るしかない!
と言ってました。
大きな災厄の渦の中では個人の運命は抗えず
巻き込まれてしまうことがあるので
身体だけは巻き込まれないようにしようと
電話を切りました。
皆さんも巻き込まれないようにしてください。