運と不運
運と不運のお話ですが
運命学的な運と不運と言うよりも
今回はもっと広義に運と不運を
考えてみたいと思います。
広義な意味での運をここでは
運が良いということであり
やることなすこと全てうまく行き
現状に満足している状態ですから、
将来に全く不安がない状態の事とします。
反対に不運とは、運が悪いということで、
何をやってもうまく行かず、現状に満足できず
絶えず不満を抱え、将来に不安があるという状態の事です。
運と不運の状態度合いは人それぞれですが
「運」を現状に満足していて将来に不安がない状態
「不運」を現状に不満があり将来に不安がある状態
と単純に仮定した場合
現実の社会では、目標としての「運」は認められても
「運」の状態は認められないし、許されません。
どういう事かと言えば、
現状に満足して将来に不安がない人たちには
いかなる商品も売ることが出来ず
昇進や昇給の為に頑張ることもなく
今よりも良い暮らしを望まないので
経済活動が成り立たなくなってしまうからです。
つまり、全ての社会生活や経済活動は
「不運」でないと成り立たないということです。
美味しいものを食べたい
もっと痩せたい
きれいになりたい
一戸建てや、タワーマンションに住みたい
もっと稼ぎたい
もっと良い仕事に転職したい
彼氏彼女が欲しい
結婚したい
等々、挙げたらきりがありません。
また、現在仕事をしている人も
「不運」の存在なしに成り立っている人は
いないと思います。
必ず、現状の不満を解消するものや
将来の不安を無くすものにかかわっているはずです。
仮に、一時的に「運」を掴んだとしても
自分自身が「不運」の渦の中で、生活を
成り立たせている以上、「運」を持続させるのは
難しくなります。強烈な渦の力があなたを
また、「不運」に引き戻してしまいます。
夢も希望もないお話ですが、これが現実です。
でも、「運」の中には、夢や希望はありません。
「不運」の中にしか存在しません。
「運」を望むのは、「不運」だから出来ることです。
「運」は一度手に入れてもすぐに
「不運」の渦に呑み込まれてしまいます。
絶えず、「運」を手に入れようとすれば
道しるべや、地図が必要になってきます。
あなたは、道しるべや、地図をお持ちですか?