陰陽の身体
陰陽の身体の使い方です。
陰陽の基本的な考え方は
陰が膨張で陽が収縮です。
どちらが良いとか悪いとかの話ではなく
両方が無ければ、心臓は動きませんし
呼吸も止まってしまいます。
体表面積の2%と言えば
二本の足裏の面積の合計です。
2%が身体を支え移動を可能にしています。
ということで、最初は
歩き方の陰陽のお話です。
靴を履いて歩くときは
踵から着地して歩きます。
踵への衝撃を減らすために
靴の進化も素晴らしいものがあります。
この歩き方は最初に踵に体重がのるので
踵に収縮の力が加わりますので
陽の歩き方ということになります。
次に、和の履物、ぞうりとか下駄の場合
つま先から着地して足首をしっかりと
伸ばして踏み蹴って前に行くので
最初に伸ばす(膨張)動作から
陰の歩き方ということになります。
普段ほとんどの人はつま先から着地する
歩き方をしていないと思いますが
例えば、
裸足になって足踏みをしてみてください。
踵から着地する人は逆に、
ほとんどいないと思います。
因みに、足裏は陰陽で言えば
陰になります。
次に、
お腹周りを気にされている方で
腹筋を鍛えている方に
腹筋の陰陽のお話です。
腹筋の鍛え方はいろいろありますが
腹筋に力を込めて収縮させるやり方が
一般的ではないでしょうか。
最初のころはあおむけに寝て
足を押さえてもらい身体を
起こすやり方で、10回も出来なかったのが
慣れてくれば、一人でもできるようになる。
腹筋を収縮させて鍛えるやり方は
陽の鍛え方ということになります。
一方、腹筋は伸ばして鍛えた方が
良いというやり方があります。
例えば、立った状態から両手を
頭の後ろで組んで、身体を
後ろに反らして腹筋を伸ばす鍛え方
腹筋を伸ばす(膨張)鍛え方は
陰の鍛え方ということになります。
因みに、腹筋は陰陽で言えば
陰になります。
最後に寝る時の手の使い方
就寝するときに手は
手の甲が上を向いていますか?
それとも、手のひらが上を向いていますか?
これは、陰陽の静と動の話です。
陰が静で陽が動になります。
陰の静は副交感神経が優位になり
リラックスした状態になります。
陽の動は交感神経が優位になり
戦闘態勢のような状態になります。
就寝時の態勢はリラックスでなければ
安眠できません。
手のひらが陰で
手の甲が陽になりますので
手のひらを上に向けて寝ると
リラックスして安眠できます。