月令(げつれい)
タイムリーな話題に乗ってみます。
「初春の令月にして、気淑く風和らぎ」
新元号「令和」の典拠となったものです。
万葉集では「令月」
今回のお題は「月令」です。
文字の順番が変わると何が違うの?
意味はほとんど変わりません。
「佳い月」と理解してください。
「令月」は一般的ではありませんが
「月令」は四柱推命では頻繁に使われ
「月令を得ている」とか「月令を得ていない」
いう言い方で、鑑定の基本になります。
その人にとって「佳い月」なのか
あるいは「佳い季節」なのかということです。
四柱推命では季節を大事にしますから
その月が本人にとって「佳い月」或は
「佳い季節」に該当する場合は
「月令を得ている」となり、該当しない場合は
「月令を得ていない」と言うことになります。
「月令を得ている」場合は
「佳い月」、「佳い季節」ということで
本人にとっては「力」をもらえることになりますから
まず最初の鑑定段階は「吉」ということになります。
四柱推命はこれだけで決まるわけではなく
生年からも生時からも更に、全体を統括する
「命宮」からの影響を受けますので
「月令を得ている」ということが
最終的に良い命式になるとは
限らないということになります。
逆に、「月令を得ていない」命式でも
生年、生時、命宮、或は
時の流れから力をもらい順風満帆に
なることもあります。
詳しいことは生年月日と生時
更に、生まれた場所による
若干の時差修正をして完成させた
命式で鑑定しないとなりませんが…
「令和」の「令月」が気になりましたので
「月令」といお題にしてみました。