このブログは公開前の2022年11月9日(水)に書いています。
いよいよ新海誠監督の新作「すずめの戸締まり」がまもなく公開されます。
現在,詳しい内容は全くわかりませんが,どうやら「戸締まり」がキーワードのようです。
開く,始めるではなく,終わらせるということでしょうか。
現在,日本は少子高齢化が加速し,日本の人口は急速に減少します。
今後地方の都市は消滅していくことでしょう。
このような現状に対して,我々はどのように整理し,終わらせていけるのか。
そんなメッセージが込められているのかも?しれません。
「君の名は」では,苦痛や苦しみを無いものにし,「天気の子」ではそれらを受け入れていくことを選んだ。
その先に,終わりが待っているということなのかもしれません。
また,この映画はこれまで以上にスピリチュアル性が高いような気がします。
この映画が大ヒットしたとすると,我々の心の中にスピリチュアル性や,終わらせることへの共感性が十分に備わっているということなのかもしれません。
我々もこれからの世の中,一つ一つをいかに終わらせていけるのか,整理していくのかが問われているのかもしれません。
これが日本だけの問題なのか,世界中にもいえるのか,映画の反応から図り知ることもできるのではないでしょうか。
ユング心理学的に読み解くことも面白いかもしれませんね。
映画の公開を楽しみに待ちたいところです。