いよいよ新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」公開前日となりました。

 

 今回は,作品で描かれるであろう内容を推測しながらそのテーマについて仮説を検討したいと思います。

 

仮説①:今回も男女の淡い恋心が描かれる

 新海作品といえば,秒速5センチメートルも含め男女の淡い恋心が描かれるのが特徴です。これは大人になっても人の心の中にある思春期心性とも呼べるものでしょう。フロイトのいうリビドーの概念に近いのかもしれません。

 

仮説②:始まりと終わり(終わりと始まり)がメインテーマとなる

 前回のブログでも書きましたが,今回はどのようにものごとを終えるのかがメインテーマになるような気がしています。

 何事も始まりがあれば終わりがある,終わりがあれば始まりがある。また,物事を始めるのもエネルギーの要ることですが,終わりにすることにはもっとエネルギーが必要になるのではないでしょうか?我々すべての生活や人間関係含め,生きることの全てにいえると思います。

 そう,誕生があれば死がある。死はまた新たな新しい始まりにつながるのではないでしょうか。まさにユングの死と再生の元型がテーマになっていると予想します。

 

後日,落ち着いたところで検証したいと思います。