行ってみよう!~中央トルコ・シワス編①観光~ | ホントなトルコ日記

ホントなトルコ日記

ツアーにはなかなか組み込まれていない観光都市やグルメ、
歴史深いトルコならではの真実物語、
生の日常生活や出来事を、現地と日本から発信します。
実はこんな国だった!!!
コロナ危機だからこそ視えた人間愛と動物愛などなど・・
トルコのホント、教えます。

 

 

 

こんにちは!

 

 

 

 

観光客数が世界で第6位のトルコ

 

 

 

「ツアーではなかなか組み込まれていない観光都市&グルメ~」



トルコ81県のいろいろをご紹介していきますね
ブルーハーツ

 

 

 

 

 

今回紹介するのは、中央トルコに位置するシワス
 

 

 

 

①観光版
②グルメ版  
に分けてご紹介していきます
おねがい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シワス (Sivas)

 

 

 

シワスは、標高1300mに位置していて観光客はなかなか訪れない、
でも魅力と歴史が深い地です爆  笑

 

 


 

 

 

実は、イスタンブールに暮らす人口の中で
イスタンブール出身者の人口を抜いて
シワス出身者が最も多いのもおもしろいです
爆  笑

 

 

 

 

 

 

トルコ人の身分証明書には、出身地の記載があるのですが
シワス出身が40万人います

 

親がシワス出身で、子供がイスタンブールで生まれた場合

子供の身分証明書には「イスタンブール」と記載されます

 

 

 

つまり、シワス出身イスタンブール在住者の人数は
相当多いということです
!!

 

 

 


 

 

実はシワスは、「カンガル犬」という犬種でも有名なのですビーグルしっぽ
シワス県カンガル市で生まれたので、その名がつきました

 

 

 

 

 

 

大型というより、巨大な犬ですね笑い泣き
大きさに理由はありませんが、強さは土佐犬に勝るといわれています




生まれながらに群れを守る意識が強く、
牧羊犬として育てられることが多いのですキラキラ

 





 

 

 



ドクターフィッシュ (Balikli Kaplica;魚入りの温泉)






1917年シワス県カンガル市で【偶然】発見された温泉地です温泉

 

 

 


当時は沼地のような水たまりでしたが、
羊飼いが(温泉だと知らずに)発見し、
足を浸したところ、急に(大きい魚でも小指サイズの)小魚が続々と
足にペタペタと寄ってきましたうお座

 


 

 


すると、足にできたタコのところにチクチクと感触を覚えたのですびっくり

(羊飼いは常に移動している為、足ダコができやすいのです)
しばらく足を浸け、陸にあげたところ、



なんと
びっくり
タコがなくなっていたことが始まりですグッ

 

 


 

 

その後、
注目を浴び1950年代から「皮膚病の治療」として使われています足

 

 


 

 

水温37度のセレンという鉱物を含む温泉地として知られ、

たくさんの皮膚病のある観光客が治療目的で訪れていました。

 






当時は無料で治療を受けることが出来ましたが、
1980年代に民営化されてしまった為、

現在は宿泊施設まで完備され、有料となっています。

 

 

 



その後、治療効果が拡散し、
厚生省にまで認められるほどの効果となりましたキラキラ

 

 

 

 

 



現在は、トルコ各所で同じ小魚を入れての治療施設がありますが、
発祥はシワスの羊飼いです

 

 

 

 


私も(足のみ)パムッカレ温泉で受けましたが
小魚たちがちくちくと足をお掃除してくれました~
特にカカトはつるつるになりました~ラブラブ




無料であれ有料であれ、
小魚たちは37度の中で煮魚にならないのが不思議~(>@<)~





 




 

では!観光地を紹介していきますてへぺろ

 

 

 

グランドモスク (Divrigi Ulu Cami;世界遺産)

 

 

1228年に建設されたモスク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

墓があるモスクと、それに隣接する病院で構成されており、
これはとても珍しいことです。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

内部は最高級の石細工で作られており、ゴージャスになっていますまじかるクラウン

 







そして最大の特徴は、柱全ての装飾が違うことです!!!
写真では4つの柱がご覧いただけますが、全て装飾が違います音譜

 

 

 

 

 

 

柱の一例がこちらです!
 

 

 

 

 

 

 

さらに、門が(病院の門を含み)4つありますが、
それぞれ装飾が異なります。


 

 

 

 

 

 

 

 

世界でもこの建築は注目されているほどで、

中でも石細工と設計のエンジニアリングが注目されています!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハマム (Kursunli Haman;鉛のハマム;現在も使用されています)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1576年(オスマン帝国最盛期;スルタン・スレイマン時代)に建設され
石同士の接続に、鉛を使って作られたドーム型の建物となっていますキラキラ

 

 

 

 

 

 

現在に至るまで、本来のハマムとして、市民から愛されています

男性用・女性用のハマムで分かれています
なので、ドームが2つあるのです
キラキラ

 

 

 

 

 

 


通常、ドームが1つで時間か曜日で男性用・女性用となっています
ということはかなり大きな建物ということになりますね~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サリッサ遺跡 (Sarissa Antik Kenti)

 

 

 

紀元前1700年~1200年(約3700年前)

現在の中央トルコ周辺で、強大な力を誇った国、ヒッタイト帝国。

 

 

 

 

 

ヒッタイト帝国は多神教で、神々の一人である「嵐の神」の象徴が、
双子の牡牛
Furri(フーリー)とSerri(シェリー)と名があり
ふたご座

 

 

 


フーリーは「好意」 シェリーは「悪意」を象徴しています。
事実的には神の牛車(ぎっしゃ)を双子で引いていました!!

 

 

 

 

 

そのヒッタイト帝国に属していたのが、サリッサの古代都市でした

 

 

 

 

 

他の民族が青銅器しか作られない中、ヒッタイト帝国民は

技術力を駆使し、最初の鉄器文化を作ったとされています

 

 

 

 

 

 

また、歴史上確認された最初の民主主義国家だとも言われています

 

 

 

 

 

 

 

 

当時の隣国はエジプト帝国で、ラムセス2世が支配していた国でしたが、

エジプト帝国と並んで、「2大強国」とされていましたびっくり





 

(サリッサ遺跡と話しがそれますが・・この後1274年から
ヒッタイト帝国VSエジプト帝国の戦いがあるのです
ガーン
そのエジプト帝国のファラオ((皇帝))がラムセス2世でした
しかし、面白いことにそのラムセス2世は、戦争前にヒッタイト帝国から
お嫁さんをもらっていたのです
ニヤリ

 

 

 

 

 

 

 

 

紀元前1525年に建てられた寺院は

約76mもの長さで、ヒッタイト帝国で最大です


これがその寺です下矢印

 

 

 

 

 

 

 

 

流石に3700年の月日が経てば76mもこんな風になっちゃいますよねガーン


 

 

それでも一部残っていることは、歴史の財産ですねキラキラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケシク橋 (Kesik Kopuru)

エーリ橋 (Egri Kopuru)



 

シワスの南側にはクズルウルマク川(Kizilirmak;赤い川)が流れています!
トルコで最長の川となっており1355km
この川は有名な観光地カッパドキアをも通っているのです!

 


 

名前の通り、最大の特徴は、川の色

 

 

 

 

 

 

 

鉄分が多く含まれているので、赤く見える日が多いのですハート







鉄分を含んだ赤い土で、生活に必要な陶器(ツボ)などを作っていました。


ヒッタイト帝国時代、紙がなく、書類が全部粘土だったので、
書類も赤い土から作られていましたキラキラ

 

 

 

 

 

 

 

 


トルコ一帯で屋根が赤いのはこの赤土が理由だったのですね~

 

 






下の地図のように1355kmと長いので、トルコの各地を流れていますが

 

 

 

 

 

 

 

 

とても長い川なのでトルコの至る都市に橋が掛けられています

シワスではこの川に2つの石橋がかかっていますキラキラ
(1292年セルチュックトルコ時代の建築)

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケシク橋 (KESIK KOPRU)
 

 

 

 

 

 

KESIKは切れたという意味で、アーチが一度陸に入るのです

こちらの写真の左側をよく見ると、
橋が陸にも続いてるのがわかりますね

 

 


 

 

 

 



 

 

 

 


エーリ橋 (EGRI KOPRU)



 

 

 

 

 

曲がった橋という意味です爆  笑

 

 

 

 

 

文明も歴史も川を通して、いろんな繋がりがあるのですねガーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先ほど紹介したヒッタイト帝国は、

実は日本の少女漫画でも取り上げられています

 

 

 

 

 

「天は赤い河のほとり」という少女漫画ですうずまきキャンディ

赤い河が、クズルウルマク川のことなのですね~

 

 

 

 

 

 

紀元前1700年のヒッタイト帝国にタイムスリップしてしまい
帝国の第三皇子に仕えながらも
数々の困難を乗り越えていく、というストーリーです
拍手

 

 

 

 

 

 

ヒッタイト帝国が舞台なので勉強にもなる漫画ですねおねがい




 


ここまでお読みいただき、ありがとうございましたぽってりフラワー





最後に、

お疲れを癒すミュージックをお届けしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シワス出身の超有名人(トルコで知らぬ人がいないほどです!)
アシュク・ヴェイセル(Asik Vaysel)さん音譜
1894年~1973年(享年79歳)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「盲目の詩人・作曲家、歌手」として有名で、

僅か7歳にして天然痘で失明しながら、
生涯にわたって詩や曲を創作してきました。

 

 

 

 

 

 

 

「私は長くて細長い道を歩く」という歌は、現在もトルコで有名な楽曲です。

 

 

 

 

 

こちらのチャンネルはトルコ国営の公式チャンネルですキラキラ

ギターの優しい音色が心に染みわたりますね。

 

 

 

 

ご紹介のシワス県(SIVAS)は
中央内陸部、赤いところです
下矢印

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、いただきありがとうございましたニコニコ