こんばんは、アイです。
良い意味でも悪い意味でも
日本らしさの象徴のようなものが、
崩れていくさまを見るのは、
いい気味ですね。
否応なしに変化を強いられる
薬局薬剤師なんて仕事を長年
やってると、特にそう思います。
安心を期待するな。
不安の中に手をつっこめ。
薬局を開業して1週間もすると、
平均して日に15人くらいの
患者さんに来ていただけるように
なりました。
前の薬局に比べるとまだ少ない
ですが、門前薬局じゃあるまいし。
手始めはこんなものでしょう。
意外だったのは、以前の患者さんに
続々と来ていただけていることです。
同じ都内とはいえ、
前の薬局と今の薬局では、
今後もよろしくとは言い難いほどの
距離があります。
もちろんお知らせはしましたが、
アイはリセットしてイチから
やり直すつもりでいました。
現状では総数の約1/4が以前の
患者さんです。
人徳とは思わないようにしています。
人は変化を本能的に嫌う生き物です。
病院を変えないように、
美容院を変えないように、
薬局を変えない患者さんが
一定数いるということでしょう。
正直、調剤薬局における
患者さんというのは、
病院や自宅から近くて便利で、
待ち時間が短ければ来るものだと
思ってましたよ。
逆を言えば、すでに別の薬局に通って
いる患者さんを獲得するのは
きっかけが必要ということです。
薬局薬剤師に、現状維持は許されない。
固定客に甘んじるな。新規顧客をとりこめ。
多少のリスクは覚悟しろ。
危険なくして、なにがアイといえるか。
オープンして半月も経つと、
近隣の病院から電話がかかってきました。
「おたくにはまだ薬があるんだって?
咳止めも、五虎湯や麻黄湯も」
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あちこちでウワサを流した効果が
でてきたな。もちろん、アイが
直接言ったとはバレないように
細心の注意は払った。
さあ、仕掛けていこうじゃない。