ひさびさに子供たちがカゼをひいたのですが、
小児科の受診が以前に比べて不便になってました。
予約制になって、しかも受付時間が短くなったので、
人気のレストランなみに行きにくくなったのです。
現状を考えればやむをえないことで、これが当然となっていくのでしょう。
不便がゆえに、それを解消するサービスが提供されるのも
自明の理というやつです。
薬機法の改正により、薬局は機能で三つに分類されるそうです。
薬局薬剤師として知ってはいても、アイは正直興味がありません。
なぜなら、どうすることもできないからです。
①専門医療機関連携薬局:がん等の専門的な薬学管理に他医療提供施設と
連携して対応できる薬局
②地域連携薬局:夜間休日診療や在宅医療等に他医療提供施設と連携して
対応できる薬局
③薬局:その他の薬局
①はがんの他にHIVや難病など、傷病の区分ごとに認定を取らなければ
ならないそうですが、アイの店のように街中にある薬局だと、そんな処方
めったに来ません。大学病院の敷地内薬局や門前薬局ぐらいじゃ
ないでしょうか。
②も連携してくれる病院がないと、どうしようもないです。
輪番制で休日診療をしている開業医が近くにあるとか、
在宅医療を行っている病院から処方せんを受けているかどうかです。
頑張ればなんとかなる気もしますが、24時間対応というのはしんどいです。
アイも『かかりつけ薬剤師』として電話は常に受け付けていますが、
自分がやっているから他もやれとは無責任に言えません。
結局、環境的に可能なら認定され、無理なら諦めるといった程度のものです。
アイに言わせれば、現場を知らない者たちが考えた机上の空論です。
機能なんかで、患者は薬局を選んだりしませんよ。
正確に言えば、自分の都合で選ぶのです。
家や職場の途中にあって便利。
夜遅くまでやってる。
混んでないから待たされない。
クレジットカードや電子マネーが使える。
選ぶ動機は、しょせん自分にとって都合が良いかどうかです。
これまでは、選ぶ手間を省かせることがサービスとして重視されてきました。
薬局なら病院のすぐ近く。ネットショップはAmazon。スマホはiphone。
しかし、新型コロナウイルスを潮目に時代は変わりつつあるとアイは思います。
誰もが損をしたくないと願うようになってきました。
医療のほうは、日本医師会という国内最強の既得権益団体のせいで
例えるならテレビ業界のように変わらないでしょうが、
薬局は叩かれ潰され形を変えていくでしょう。
今年オンライン服薬指導が解禁され、早ければ来年にも
処方せんが電子化され、いずれ薬局に薬剤師が常駐する必要すらなくなり、
オンラインのみの調剤薬局や、あるいはウーバーイーツのように薬剤師が
薬を運んで服薬指導も済ませて周る時代が来るでしょう。
変化は不安ですが、希望でもあります。
テレビ業界に居場所がなかった人が、youtubeで活躍しているように。
個人で発信して、大手とも渡り合えるようになるかもしれない。
今の店がダメになっても、自宅の屋根裏部屋ロフトを調剤室に改造して
スマホひとつでオンライン薬局を営業できたりならないかなあ、
なんて諦めの悪い願望をアイは抱いていたりするのです。