アイは他人の苦悩がわからない(かって、他人がアイの苦悩を理解しなかったように) | 薬剤師アイの生活日誌 

薬剤師アイの生活日誌 

 調剤薬局という特殊な職場の、実情について書きつづったブログです。

 意外に知られていないくすりに対する様々な知識などもアップしていきます。

 世間知らずといわれないように読んでいる、政治経済の本なども紹介していく予定です。

こんばんは、アイです。

3月も終わりですね。

来週にも新元号が発表される予定だとか。

 

名称が変わるだけに過ぎないとしても、いいムードになればと願っています。

気の持ちようですよ、何事も。

 

 

同じ薬局薬剤師のツイッターを読むことがあるのですが、

アフターピルの話題がリツイートされているのをよく目にするようになりました。

 

アフターピルとは、妊娠の可能性があるSEXをしてしまった後でも、

緊急避妊薬を服用することで妊娠の可能性を下げられる(ゼロではない

というものです。

 

日本では緊急避妊薬は市販されておらず、医師から処方してもらわねば

なりません。海外では当然のように市販されているそうですが、

日本では先送りにされ続けています。

 

アフターピルはその性質上(性行為後72時間以内)、

早く手に入らなければ意味がないため、薬局で市販できるように

規制緩和を求めてツイートする人がいるのでしょう。

 

日本は良くも悪くも医師の権限が強過ぎる国です。

医療に関するあらゆることを、医師を通さなければ認めないと

いうのですから、しょうがないですよね。

日本医師会は国内最強の既得権益団体ですから、誰も逆らえません。

医師が何もかも抱え込んで、結果的に自分で自分の首を絞めることに

なろうとも、手放したりはしないのです。

 

 

ただ、アフターピルなんて個人的にはどうでもいいと考えてます。

 

自分が困ったことがないというのもありますけど。

 

現代社会において、デジタルリテラシーのように

SEXや病気についても必要十分な知識を習得しているのは

当然ではないですか。無知を放置した無責任は罪だとアイは考えます。

 

もちろん、そんなことを言ったら何もかも自己責任になってしまいますから、

ヘルプが必要なんでしょうけどね。

 

 

思い返せば20代半ばの頃。薬局の上司に赤ちょうちんに誘われて、

問いかけられたことがあります。

 

「フーゾク嬢が、なぜフーゾク嬢になったかわかるかい?」

 

アイは即答しました。

 

「理由なんて知りませんよ。結果的にそうなっただけでしょ。」

 

結果で人は道を選ぶ。

セクハラめいた、どうでもいい質問しやがって。

そう思いながら目を合わせると、上司はため息をつきました。

 

「君は、人の苦しみがわからないんだな。」

 

失望させたっぽい感じでした。

この話題はこれ以上続かずに終わりましたが、

もやもやした気分が残ったのを今でも覚えています。

 

そう、アイは人の苦悩を理解しようとしない。

かって、他人がアイの苦悩を理解しなかったように。

自分の苦悩はしょせん、自分だけのもの。

信頼が貿易を育み、不信が海賊を生んだように。

アイもまた、結果的にそうなっただけのこと。

 

 

仕事を終えて、自宅への帰り道を歩くアイ。

 

コンビニの前まで来たとき、ふとガラスに映る自分の姿を見ながら

考えてしまいます。

 

周囲からまともな評価を得られず、

サンドバッグのように虐げられ続ける薬局薬剤師が、

これからも道を踏み外さずにいられるだろうか。

 

最悪の形で反旗を翻す者が出ないといいけど、バイトテロみたいに。