こんばんは、アイです。
いつの間にか、解散総選挙の空気ですね。
なんだか唐突な感じです。
現状を見れば、内閣支持率はまだ高いですし、
消費増税はアベノミクスを失敗させないためにも延期しかないのは
明らかなのに、選挙をする意味があるのでしょうか。
だけどまあ、何かのドラマのセリフにもありましたが、
空気に逆らうのは、難しいのかもしれません。
空気という、文字通り空っぽの怪物に支配されないためには
どうすればいいか。
中身を持つことです。誇りという中身を。
またか。
患者さんが提出してくれたお薬手帳に、思わず顔をしかめるアイ。
ぺらっぺら。これ何ページあるの?スライスチーズみたいに
薄いわね。
こんなものを患者さんに渡して、恥ずかしくないのかしら。
2014年4月の診療報酬改正により、お薬手帳についても
ルール変更がありました。
それまでは、患者さん全員にお薬手帳を渡すよう努めること。
もし患者さんがお薬手帳を持参しなかった場合は、
その日の投薬情報が書かれたシールを渡して自分でお薬手帳に
貼ってもらい、後日確認すればよいとされていました。
しかし4月からは、患者さん全員にお薬手帳を渡すよう
努めるのは変わらないのですが、患者さんがお薬手帳を
持参しなかったり、お薬手帳の使用を拒否した場合は
お会計まで変わることとなったのです。シールだけを渡すのは
不可となりました。
これは、薬局にとって迷惑なルール変更です。
同じ患者さんに同じ薬を渡しても、お薬手帳があるかないかで
お会計が変わってくるのですから。事前にお薬手帳の有無を
患者さんに確認するという手間が増えてしまいました。
手間は増えたのはしかたないとしても、お薬手帳代を
算定できなければ、薬局は減収となります。
1回7点(70円)ですから、バカになりません。
そこで薬局が思いついたのが、薄型のお薬手帳です。
お薬手帳について、厚労省はこのような見解を示しています。
>患者がお薬手帳を持参し忘れたため、新しい手帳を交付した
場合には、他の要件を満たしていれば、薬剤服用歴管理指導料
(お薬手帳代)は算定できると理解して良いか。
>貴見のとおり。ただし、次回来局時に従前のお薬手帳を
持参するように患者に説明するとともに、次回患者が複数のお薬手帳を
持参して来局した際には1冊にまとめること。
つまり、患者さんがお薬手帳を持参しなかった場合は、
新しくお薬手帳を作って渡してもOKと読みかえることが
できるんですね。
だから、患者さんがお薬手帳を持参しなかった場合は、
薄型のお薬手帳を渡してお金を取ってしまう。もちろん、
次回もお薬手帳を持参しなかった場合は、また新しい手帳を
渡すのでしょう。
薄型のお薬手帳を使う理由は、薄いだけあって安いからです。
お薬手帳代7点(70円)から印刷代を引いたものが薬局の
利益となります。
印刷代とは手帳の冊子代、印刷用紙、プリント代のことです。
消費税増税により、そういったものの仕入れ価格も上がっています。
通常のお薬手帳の冊子代が20円~40円として、薄型のお薬手帳は
5~6円といったところでしょう。
2014年4月以前にも薄型のお薬手帳というのはありましたが、
収益確保のため、それを採用する薬局が増えているということです。
だけどこれらは全て、薬局の都合に過ぎません。
アイは、ビジネスは合理的でなければならないと考えています。
合理的とは、効率重視ではありません。エンドユーザーの立場に
立った仕事をするということです。
ぺらぺらのお薬手帳を渡すことが、エンドユーザーたる患者さんの
ためになる仕事でしょうか。
そもそも、お薬手帳を持つかどうかは患者さんの同意が
必要なはずなのに、黙って押し付けるようにお薬手帳を渡している
薬局もあると聞いていて、不愉快です。
そんな現状を、薬剤師会も知ってか知らずか放置している。
アイは薬剤師として、尊敬されなくても構いませんが、
見下されたくはないですね。
薄型のお薬手帳は、違法ではありません。
厚労省の見解はこのような見解も示しています。
>薬剤の記録を記入する欄が著しく少なく手帳とはいえないもの
(例えば、紙1枚を折って作っただけの簡易型のもの)では、
薬剤服用歴を経時的に管理することができないため、34点を算定すること。
(お薬手帳代が入ると41点となる。)
この辺が厚労省の現場感覚の無さなのですけど、
こんな見解を示したら、1ページの手帳はダメなのね?じゃあ
何ページかあって手帳の体裁を整えてあるものならOKでしょ?
と読みかえることができてしまうわけです。
ただ、違法でなくても、お薬手帳の理念を損ない、
薬剤師における薬剤服用歴の管理の重要性を自ら貶める行為です。
次回の診療報酬改正で、この点は間違いなく批判されるでしょう。
薬剤師会もこの現状を放置している以上、反論できない。
一方で進められているお薬手帳の電子化については
どうなるかわかりませんが、紙のお薬手帳は7点(70円)が
半額の4点か3点に減額されるか、あるいはお薬手帳の加算自体が、
削られるんじゃないですかね。
それならそれで、しかたありません。身から出た錆です。
夜。
帰る前に、倉庫の在庫をチェックします。
消費増税前にまとめ買いしたものも、だいぶ減ってきました。
薬袋やコピー用紙などはいくらあっても困りませんが、
お薬手帳のまとめ買いは、正直買いすぎたと思っています。
1000冊買って、まだ600冊ほど残っています。
お薬手帳の使用を拒否する患者さんもいますので、
なかなか減らない。
アイの薬局では、それなりの値段がするお薬手帳を
採用しています。
ページ数も多く、患者さんの役に立つ説明が盛り込まれていて、
血圧を記録する表もあります。
患者さんに渡して恥ずかしくないものでなければなりません。
ただ消費税が上がり、仕入れ価格も上がっていけば、
しんどいですね。
消費増税と、診療報酬改正のせいもあって、
今年は前年に比べて100万単位の減収がほぼ決定しています。
賃金上昇なんて、少なくとも薬局ではありえないと思いますよ。
思い出すのは、近隣の薬局の人との話。
アイの薬局では、初めに患者さんに書いてもらう問診表に
お薬手帳の有効性と合わせて料金がかかること。その上で
お薬手帳を作ってもいいか『はい』か『いいえ』で判断してもらう項目を
設けていると言ったら、笑われました。
そんなことしたら、取りっぱぐれるじゃないかと。
食っていくためにはしかたない。とりあえず渡しておけばいいと
言われました。特指(特別指導加算)の時だって、
そうだったでしょう?って。
食っていくためにはしかたない、か。
自分を貫くには、ひとりでいるのが1番だな。
いつの間にか、解散総選挙の空気ですね。
なんだか唐突な感じです。
現状を見れば、内閣支持率はまだ高いですし、
消費増税はアベノミクスを失敗させないためにも延期しかないのは
明らかなのに、選挙をする意味があるのでしょうか。
だけどまあ、何かのドラマのセリフにもありましたが、
空気に逆らうのは、難しいのかもしれません。
空気という、文字通り空っぽの怪物に支配されないためには
どうすればいいか。
中身を持つことです。誇りという中身を。
またか。
患者さんが提出してくれたお薬手帳に、思わず顔をしかめるアイ。
ぺらっぺら。これ何ページあるの?スライスチーズみたいに
薄いわね。
こんなものを患者さんに渡して、恥ずかしくないのかしら。
2014年4月の診療報酬改正により、お薬手帳についても
ルール変更がありました。
それまでは、患者さん全員にお薬手帳を渡すよう努めること。
もし患者さんがお薬手帳を持参しなかった場合は、
その日の投薬情報が書かれたシールを渡して自分でお薬手帳に
貼ってもらい、後日確認すればよいとされていました。
しかし4月からは、患者さん全員にお薬手帳を渡すよう
努めるのは変わらないのですが、患者さんがお薬手帳を
持参しなかったり、お薬手帳の使用を拒否した場合は
お会計まで変わることとなったのです。シールだけを渡すのは
不可となりました。
これは、薬局にとって迷惑なルール変更です。
同じ患者さんに同じ薬を渡しても、お薬手帳があるかないかで
お会計が変わってくるのですから。事前にお薬手帳の有無を
患者さんに確認するという手間が増えてしまいました。
手間は増えたのはしかたないとしても、お薬手帳代を
算定できなければ、薬局は減収となります。
1回7点(70円)ですから、バカになりません。
そこで薬局が思いついたのが、薄型のお薬手帳です。
お薬手帳について、厚労省はこのような見解を示しています。
>患者がお薬手帳を持参し忘れたため、新しい手帳を交付した
場合には、他の要件を満たしていれば、薬剤服用歴管理指導料
(お薬手帳代)は算定できると理解して良いか。
>貴見のとおり。ただし、次回来局時に従前のお薬手帳を
持参するように患者に説明するとともに、次回患者が複数のお薬手帳を
持参して来局した際には1冊にまとめること。
つまり、患者さんがお薬手帳を持参しなかった場合は、
新しくお薬手帳を作って渡してもOKと読みかえることが
できるんですね。
だから、患者さんがお薬手帳を持参しなかった場合は、
薄型のお薬手帳を渡してお金を取ってしまう。もちろん、
次回もお薬手帳を持参しなかった場合は、また新しい手帳を
渡すのでしょう。
薄型のお薬手帳を使う理由は、薄いだけあって安いからです。
お薬手帳代7点(70円)から印刷代を引いたものが薬局の
利益となります。
印刷代とは手帳の冊子代、印刷用紙、プリント代のことです。
消費税増税により、そういったものの仕入れ価格も上がっています。
通常のお薬手帳の冊子代が20円~40円として、薄型のお薬手帳は
5~6円といったところでしょう。
2014年4月以前にも薄型のお薬手帳というのはありましたが、
収益確保のため、それを採用する薬局が増えているということです。
だけどこれらは全て、薬局の都合に過ぎません。
アイは、ビジネスは合理的でなければならないと考えています。
合理的とは、効率重視ではありません。エンドユーザーの立場に
立った仕事をするということです。
ぺらぺらのお薬手帳を渡すことが、エンドユーザーたる患者さんの
ためになる仕事でしょうか。
そもそも、お薬手帳を持つかどうかは患者さんの同意が
必要なはずなのに、黙って押し付けるようにお薬手帳を渡している
薬局もあると聞いていて、不愉快です。
そんな現状を、薬剤師会も知ってか知らずか放置している。
アイは薬剤師として、尊敬されなくても構いませんが、
見下されたくはないですね。
薄型のお薬手帳は、違法ではありません。
厚労省の見解はこのような見解も示しています。
>薬剤の記録を記入する欄が著しく少なく手帳とはいえないもの
(例えば、紙1枚を折って作っただけの簡易型のもの)では、
薬剤服用歴を経時的に管理することができないため、34点を算定すること。
(お薬手帳代が入ると41点となる。)
この辺が厚労省の現場感覚の無さなのですけど、
こんな見解を示したら、1ページの手帳はダメなのね?じゃあ
何ページかあって手帳の体裁を整えてあるものならOKでしょ?
と読みかえることができてしまうわけです。
ただ、違法でなくても、お薬手帳の理念を損ない、
薬剤師における薬剤服用歴の管理の重要性を自ら貶める行為です。
次回の診療報酬改正で、この点は間違いなく批判されるでしょう。
薬剤師会もこの現状を放置している以上、反論できない。
一方で進められているお薬手帳の電子化については
どうなるかわかりませんが、紙のお薬手帳は7点(70円)が
半額の4点か3点に減額されるか、あるいはお薬手帳の加算自体が、
削られるんじゃないですかね。
それならそれで、しかたありません。身から出た錆です。
夜。
帰る前に、倉庫の在庫をチェックします。
消費増税前にまとめ買いしたものも、だいぶ減ってきました。
薬袋やコピー用紙などはいくらあっても困りませんが、
お薬手帳のまとめ買いは、正直買いすぎたと思っています。
1000冊買って、まだ600冊ほど残っています。
お薬手帳の使用を拒否する患者さんもいますので、
なかなか減らない。
アイの薬局では、それなりの値段がするお薬手帳を
採用しています。
ページ数も多く、患者さんの役に立つ説明が盛り込まれていて、
血圧を記録する表もあります。
患者さんに渡して恥ずかしくないものでなければなりません。
ただ消費税が上がり、仕入れ価格も上がっていけば、
しんどいですね。
消費増税と、診療報酬改正のせいもあって、
今年は前年に比べて100万単位の減収がほぼ決定しています。
賃金上昇なんて、少なくとも薬局ではありえないと思いますよ。
思い出すのは、近隣の薬局の人との話。
アイの薬局では、初めに患者さんに書いてもらう問診表に
お薬手帳の有効性と合わせて料金がかかること。その上で
お薬手帳を作ってもいいか『はい』か『いいえ』で判断してもらう項目を
設けていると言ったら、笑われました。
そんなことしたら、取りっぱぐれるじゃないかと。
食っていくためにはしかたない。とりあえず渡しておけばいいと
言われました。特指(特別指導加算)の時だって、
そうだったでしょう?って。
食っていくためにはしかたない、か。
自分を貫くには、ひとりでいるのが1番だな。
