こんばんは、アイです。
 11月になりましたね。
 民主党の行う、事業仕分けの第3弾が始まりました。

 今回は、診療報酬の薬剤服用歴管理指導もその仕分けの対象になるなんて
噂を聞きましたが。

 まあ所詮、事業仕分けなんてただのマイクパフォーマンスですから。
 あんまマジにならないほうが、いいですよ。

 ド素人でも、志のあるヤツは侮れない。
 でも民主党の議員には、そもそも志なんて、なかった。






 二階建てさん、コメント、ありがとうございます。
 そうですか、ではまた来年の10月ですね。
 今度は1年ありますから、しっかりと勉強して、必ず合格しましょうね('-^*)
 


 かなえさん、コメント、ありがとうございます。
 ハイリスクで返戻がくるというのは、どうしてなんでしょうね。 
 どうやって再請求するのでしょうか。
 
 アイはハイリスク薬とその加算について、どうでもいいと考えてます。
 
 ハイリスク薬を患者さんにお渡しする際に、必要な情報提供をする、
SEや併用薬のチェックをする、それはやって当然のことではないでしょうか。
 DO処方だろうと代理人だろうと、同じことをやるだけです。
 ただ、加算点をつけないだけ。スタッフにもつけなくていいと通達してあります。

 なお、これはあくまでアイが正しいと思うことをやっているだけなので、
かなえさんにもそうしろ、と言う気は全くないことを追記しておきます。

 アイは勤務時代、あまり人に好かれてはいませんでした。
 同僚や上司さんと仲良くやったほうが、楽しく働けますよ。

 コーヒーの杯数でリスクが違うのではないか?その杯数も考える
べきではないのか?なんてそんな事聞かれても、

 どうでもいいわ。
  
  あんまコーヒー飲むなって言えばいいじゃん。そんなことで40円とんなよ。
 1杯でもスタバのトールやグランデは止めましょうねってか?エスプレッソより
 アメリカン?スタバってアメリカンだっけHAHAHA!

  そんな返答を平気で口にする人は、嫌われてもしかたありません。
 
 
 
 
  おいドン先生、お久しぶりです。コメントありがとうございます。

  悩むから医療人というのは、まさにその通りですね。
  産科医のお仕事は、様々な診療科の中でも特に大変な領域ですし、
悩むこともきっと人一倍あるのだろうとお察しいたします。

  正直に白状すれば、アイは自分が良心的な人間ではないと思っています。

  でも、日本の医療って、要は性善説を信じて構築されているシステムだと
 アイは分析しているので。

  良心的に振舞わないと、きっと堕ちる。そんな気がします。

 
   


  
  
  今回は、前回の続きです。

  厚労省が9月に「自殺・うつ病対策プロジェクトチーム」の会合でまとめた
 向精神薬の「過量服薬の取組」では、第一に薬剤師の活用が盛り込まれました。
 具体的には、このような記述がされています。

  薬剤師の活用

  向精神薬乱用が疑われる患者に対する声かけや処方医への疑義照会等が
 積極的に行えるようにする。

  薬剤師に対する向精神薬、睡眠薬、市販薬の誤用等と自殺行動に関する
 知識や研修機会の提供について検討する。

  自殺と過量服薬を巡り、厚労省が総合的な対策を打ち出すのも、
 薬剤師の活用が盛り込まれるのも、初めてのことです。

  しかし、ここで問題なのが、「疑義照会等が積極的に行えるようにする」
 というところです。

  正直言って、厚労省はどうするつもりなのか、またどうすればいいのか、
アイにはさっぱりイメージが湧きません。


  
  そもそも疑義照会とは、薬剤師法で定められた行為です。
  
  医師の処方せん中に疑わしい点がある時は、その処方せんを交付した
 医師に問い合わせて、その疑わしい点を確かめた後でなければ、これによって
 調剤してはならない、と規定されています。

  まあこれが、現実問題、大変なんです。

  疑義照会には、大きく分けて三つの障害があります。


  1.疑義照会する→返答受けるまでの待ち時間。

  2.病医院の、疑義照会に対する配慮の欠如。

  3.病医院・調剤薬局・患者さんの信頼関係にヒビが入りかねない。

  
  1の待ち時間に関しては、ある程度しょうがありません。
  
  疑義照会は電話かFAXを用いて行いますが、開業医はたいてい
 電話回線1本しか引いてないから話し中でつながらないことも珍しくないですし、
 医師もひとりしかいないから忙しい。
 
  総合病院はバタバタしてるから、返答を頂くのに10~30分ぐらいかかる。
 それでも返事がちゃんともらえればいいほうで、オペ中だの、
 午前の診療を終えて呼び出しかけてるんだけどつながらないだの、
 下手すると週に1、2回しか来ない医師でもう連絡がとりようがありませんなんて
 気が滅入る展開も、あります。

  だから疑義照会で確認するために、待ち時間がかかるのはしょうがない。
 誰も悪くありません。

  しかし、明らかな処方ミスならどんなに時間がかかってもちゃんと
 薬剤師は疑義照会をしますけど。

  もし例えば、それ以外の場合。例えば患者さんが複数受診していて
 同効薬をもらっている場合は、どうでしょうか。

  返答を病医院から受けるまで、どれくらいの時間がかかるか
検討もつかない場合。〇〇分じゃなくて〇〇時間にさえなりかねない場合。

  とりあえず処方通りに渡して、どちらか一方を飲まないようになんて指導をして
済ますことは、たぶんよくあることなのではないかと思います。少なくともアイは
そうしたことが、あります。

  

  2に関しては、
お互い様という面もあります。
  
  失礼な疑義照会をする調剤薬局というのも、きっとあるのでしょう。
  
  でもさぁ、病医院と調剤薬局は明らかに上位と下位の関係にあるんだから。
 病医院の職員はそれをカサにきて偉そうな態度とるの、やめろよ。

  疑義照会の際、もちろん真摯に対応してくれる病医院もあります。
  だけど、その逆も同じくらいたくさんあります。



  総合病院の場合、薬剤部を通して疑義照会をするパターンが多いのですが、
 30分待たされて、「お待たせしました。」の一言もなしに、手短に用件だけ
 伝えられてガチャとか切られてごらんなさい。10回も繰り返せば、もう
 そこの病院に疑義照会するのがすっかりイヤになります。昔病院に投書して
 やりました。あとでバレて上司に怒られたけど。


  また、適応外処方や、あるいはその医師独自の考えで処方したと思われる、
 なんか変な感じの処方の場合、ミスの有無だけでなく、処方意図まで知りたいのに
 薬剤部から「そこまでは医師にこちらも聞けない。」とか言われると
 かなりイヤな気持ちになります。

  また開業医の場合は、医師が直接電話に出ることも多いせいか、
 より対応が露骨です。

  「うるさいなあ、じゃあよその薬局に行ってもらって。」

  「何で〇〇薬局じゃなく、お宅なんかに患者さんは行ったわけ?
  ちゃんと〇〇薬局に行けって指示したのに。戻るように言ってよ。」

  「はい、はい、じゃそんな感じで直しといて。ん?いいよ適当で。」
 
  「あのね、いちいちそういうことで電話してこないでくんない?患者には
 こちらからちゃんと説明してるから。おたくは薬だけ渡してくれればいいよ。」

  どれも実際に言われたことのある返答です。


  まあ、何を言われても調剤薬局はどこにも不満をぶつけることなんて
 できないですしね。保健所に言っても自分の首を絞めるだけです。
 チクったことが、必ず病医院にバレますから。薬剤師会がある?けっ。



  こんなことが続くと、つい、あそこの病医院には疑義照会はしないで済ませたい
 という気になることも、あります。

  患者さんから聞くことで、疑義照会せずに済ませちゃったりとかね。
  現場ではよくあります。
  しかしこれは疑義照会の定義からは外れている行為かもしれません。



   
  3は、院外処方というシステムならではのことです。

  患者さんは処方医を信頼していますし、処方医も自分の患者さんと
 思って大事に扱います。
 
  薬剤師はそこに割って入る、役に立つこともあれば邪魔になることもある
 存在です。 

  意外によくあるパターンなのですが、患者さんが自分でこのクスリ
 出して下さいと要求して、医師がその通りに処方したというパターンです。

  医師が言われるがままに(薬の本ぐらい読めよ)、自分もよく知らない
 薬を処方するので、用法用量が間違っていることが多いです。
 つい先週も、ある有名総合病院の医師が、手書きで「三角錠」とか
 処方せんに書いてきてビビりました。処方せん医薬品ですらねー、
 医事科仕事しろ。
 
  この場合、患者さんも自分がお願いしたという負い目があるせいか、
 疑義照会しないでくれ、と言ってきたりします。例えばあちらの病院で
 睡眠薬をもらっているのに、それで足りなくてこちらの病院でも
 医師にお願いして処方してもらった場合、自分でちゃんと管理するから
 大丈夫とか言ったりするわけです。

  患者さんが疑義照会しないでくれと言っているのに、それでも
 薬剤師が疑義照会しようとすると、どうなるか。

  処方医からも、患者さんからも、余計なことしやがってという感じで
 板ばさみとなって責められることは、覚悟しなきゃいけないでしょうね。
 待ち時間もかかりますから。

  結果、薬局にその患者さんがもう来なくなったりすることも
 あるでしょう。

  別に何も間違ってはいません。
  後でボスに「ちょっとこっち来てくれる?」と呼び出しをくらう事ぐらいは
あるかもしれませんけどね。

 
 
 

 親しい医師ならまだしも、見ず知らずに医師に疑義照会するというのは、
 勤続何年目になっても、ちょっぴり怖いです。

 誰が見ても明らかな処方ミスの時は問題ないです。粛々と行うだけ。
  
 本当に困るのは文字通り「疑わしい」場合。確認したほうがいいのか
しなくても済むことなのかビミョーな場合。それは例えば適応外処方
だったり、手書きの文字がぐちゃぐちゃで読みづらい場合だったり、
そもそも処方せんの内容自体が、あんたこのクスリよく知らねーくせに出したろ
といった場合など、多岐にわたります。

 多少のトラブルはありますが、調剤薬局はなんとかここまでやってきました。
 
 しかし、現状のシステムで、疑義照会に関してこれ以上を薬剤師に求めるのは、
いささか酷ですよ。

  


  

 現状のシステムで、調剤薬局の薬剤師にこれ以上できることがあるとすれば。

 事前ではなく、事後でしょうね。

 向精神薬乱用が疑われる患者さんを発見したら、
事後でもいいから、処方医に必ず報告を文書で行う。

 文書なら処方医も時間のある時に読めるし、この形式は
診療報酬の「服薬情報提供料」に該当するので、適法行為です。

 あまりに多種類の向精神薬が処方されている場合、定められた用量を
明らかに超えた処方の場合も、漫然と調剤しない。 

 最初の1回は事前に疑義照会して、それでも処方通りでいいとなったしても。

 継続的に患者さんが来る中で、相談窓口として、真摯な対応をしていく
必要があると思います。それで実は飲んでいない薬があったり、飲み残しが
多くなっていることが判明したら、やはり処方医に報告を文書で行う。

 今回、過量服薬の「取組」で薬剤師の活用が盛り込まれた以上、
これぐらいはやってもいいと思いますし、アイはやろうと思います。

 それで処方医や患者さんにうるさがられるようなら、それまでですよ。

 やるべきことはやった。文句あるか?そう言い返すぐらいの誇りがなきゃ、だめだ。






 

 精神科、心療内科の処方を主に受ける門前薬局で働いた時、
まだ20代だったアイが管理薬剤師に指導されたのは、
「あまり余計なことを言わない」でした。

 デリケートな患者さんが多いし、患者さんは処方医にちゃんと指導されてるから、
間違っちゃいけないけど、あまり余計な話はせずにさっさと渡すぐらいが
ちょうどいいと言われました。

 まあ、その方針が間違っていたとは思えません。
 全ては医師の裁量権です。
 医師がそれが必要だったと主張すれば、誰も文句言わないし、言えない。
 
 国民共有の財産である医療保険でたくさん向精神薬を処方して、
それがほとんど服用されずに終わったり、あるいは別の目的として使われたとしても、
罪に問われることはありません。

  そんなこと言ってたら、精神科医や心療内科医がいなくなってしまいます。
   
  




 アイは考えます。

 向精神薬の「過量服薬の取組」で薬剤師の活用が盛り込まれたことも、
実は内心どうでもいい。

 ただ、正しくないことはしたくない。

 今年の1月に、複数の医療機関から向精神薬を処方されていた
生活保護受給者2555人のうち、約7割にあたる1797人に不適切な
受診があったことが発表されたけど。

 これに薬剤師が全く関わっていないなんて、そんなはずがない。

 盲目のふりをして、片棒を担ぐな。