こんばんは、アイです。
2月も、バンクーバーオリンピックも、もう終わりですね。
日本人選手の活躍を応援しつつ、でもチャンプとの実力差は歴然だなというのが
正直な感想です。
まあ、No,1どころか3位入賞すら難しいのが、現実というものだから。
ずっとやりたいことを続けていけるのなら、それで良しとするべきなのかも
しれません。
朝。
最近のアイは7:00に起床します。(引っ越した分遅くなった)
目覚ましをかけなくても、自然と目が覚めます。
マットレスの上でごろごろしながら欠伸をして、天井を見上げるアイ。
昨晩のパターンは、何度目だったかな。
アイも人並みに夢を見るのですが、たまにはイケメンでもでてくりゃいいのに、
大体ロクなパターンがないです。
追っかけられたり、追いたてられたり、追いつめられたり。そんな感じ。
それに加えて、薬局が火災にあったり、空き巣や強盗にあったり、クルマクが
突っ込んできたりなど、お店が様々なトラブルに合う夢も、よく見ます。
まあ実際、そんなトラブルはすでにあったことだし、なんとかなるんですけどね。
この仕事も10年も続けてりゃ、火災や盗難や事故ぐらい、1度はあいます。
他にも、酔っ払いが下半身丸出しで乱入してきて待合室で粗相をしたりとか、
シロアリ大発生なんてこともありました。
不安との葛藤は、大人の常みたいなものです。
調剤薬局では、毎日様々な患者さんが訪れます。
いわゆる「薬剤師らしい」仕事だけしていられるのなら楽なのですが、それ以外に
しょっちゅう面倒なのと関わらなきゃいけないのが、面倒なところ。
面倒なのも、対価さえちゃんと払ってくれれば大体は許容するのですが、
正しくない行為とみなして、お断りすることもあります。
現場でトラブルは日常茶飯事ですが、今回はそんな事例を
何件か書いてみようと思います。
ケース1
年末になると必ず、1年分の年間領収書を作成してくれと言ってくる
患者さんが何人かいます。
確定申告の医療費控除のためでしょうけど。アイの薬局では
領収書の再発行はもちろん、年間領収書の作成は原則お断りしています。
医療機関が、明細を記した領収書を患者さんに渡すことは当然のことであり、
患者さんが自己責任において領収書を保管しする義務もまた、当然のことだと
考えているからです。
まあ、確定申告をしようという人はそれなりにしっかりしてるので、
領収書は実際、ちゃんと自分で保管しています。なのに年間領収書の作成依頼
をしてくるのはなぜか。計算とか書類整理がメンドーだから少しでもラクをしたい、
それだけにすぎません。
面倒なのは誰でも同じ。甘ったれんな。
アイの薬局では「領収書の再発行は致しません」と掲示してありますけど、
領収書をうっかり無くしてしまったという人には、2枚ぐらいなら再発行までは
無料でします。
でも、1年分の領収書を全部再発行してくれとか、年間領収書を作成してくれというのは、
認めません。
そう頼まれた時は笑顔で、「手数料として300円かかりますが。」と言えば終わりです。
ほぼみんな、「何?カネ取るのか!」と憮然とした顔で、帰っていきます。
それでもお願いしますと言ってきた人はいまのところ、いません。
ラクをしようと思えば、対価がかかるのはあたりまえなのにね。
ケース2
患者さんは、やはりお年寄りが多いです。
なので、若くてカッコイイお兄さんたちがどやどやと、5人連れで現れたときは
ちょっと驚きました。
それぞれが持ってる処方せんの内容を見て、ひきつるアイ。
みんな同じ整形外科の、同じ内容。
(1) ○○○○パップ30 105枚
(2) ○○○○○軟膏 150g
(3) ○○○○○スプレー 100ml×10本
偽造処方せんには見えないし、偽造できるほど賢そうな連中にも見えません。
問い合わせをすると、かなり待たされた後、直接出た先生が説明をしてくれました。
なんでも、あるサッカーチーム(聞いたけどサッカーのチーム名なんか知らん)
のスポーツドクターを頼まれているそうで、薬は練習や試合等の処置に使う用として
処方したらしいのです。
せっかく来てくれたのに、わざわざ先生が説明してくれたのに、アイは処方せんを
お断りしました。
処方した薬はチームのみんなで使いまわすつもりらしいですけど、
そんなやり方で健康保険を使うなんて、正しくない。
医師は特権階級だから何したっていいのかもしれませんけど、
アイはしょせん薬剤師なので、何をしても許されるというわけにいきません。
本来はそのサッカーチームは、自分たちのところで専従の医師なり診療所なりを
抱えればいいんでしょうけど。
サッカーというのは経営的にいろいろ厳しいようで、それが出来れば苦労しない
そうです。
ていうか、その病院の近くの門前薬局ではなくなぜこんな離れた薬局に来たバカめって
感じですが、そんな処方せんが時折舞い込むことがあるのが、町のかかりつけ薬局と
いうものです。
アイにとっては、ヤな経験のひとつです。
今回は、主に処方せんを受けてる病医院からの依頼ではなかったので
別に断っても、その整形外科の先生の心証を害したとしてもダメージは少ないのですが、
自分が門前薬局の立場だったら、どうするか?
1枚あたりの処方量をせめて1/4ぐらいに減らしたほうがいいとか、
言うかもしれない。
調剤薬局はしばしば、処方元である医療機関から無理難題をかけられることが
あります。
正しくあろうとするのは、大変だ。
ケース3
患者さんとしてよく来る、ある大手ドラッグストアチェーンの登録販売者さんから、
話をされました。
一応その店舗の責任者らしいのですが、お客さんとして来ていたお年寄りが、
店舗の敷地内で転倒したそうです。
どうも骨折してるかもしれないので、慌ててバイトの店員に命じて
近くの接骨院に連れていったとのこと。
バイトの店員は接骨院に運んだ後、仕事があるので帰ってきたそうです。
登録販売者さんは一応上に報告はしたらしいのですが、
特別その後指示はされなかったとのこと。
さすがに心配になって、自分で接骨院に電話したそうですが、なぜお客を置いて帰ったと
接骨院からひどく怒られたそうです。なんで怒ってるのかわからないけどとりあえず
店舗敷地内の怪我はドラッグストアの責任であると思い平身低頭して謝っていると、
お客さんは救急車で病院に運んだからもういいと言われて電話を切られてしまったとのこと。
なぜお客を置いて帰ったと言われても、仕事もあるし、運んだ後は何もすることないし。
というのが登録販売者さんの言い分です。
とりあえずその後は、そのままだとか。
これでよかったのだろうか?薬剤師なら違う対応をするのか?と聞かれました。
穏やかな表情を崩さず、心の底から、
こいつバカだなー
と思うアイ。
登録販売者の試験には、保険診療の項目はないんだろうか。
一応、説明をすることにしました。
店舗内での事故は、過失相殺とかもあるけど、まあ店舗の責任問題になる。
損害賠償請求されることもありうる。
その辺の裁判の事例ぐらいは自分で調べてもらうとして、ではこの場合、
どんな過程を経るかが大事。
骨が折れたら接骨院、と未だに思い込んでいる人が多いけど。接骨院に
レントゲンがあるわけじゃなし。どのみち病院に搬送することになる。
お年寄りなら骨塩の検査をすることもあるし。
では病院に運んだとて、治療するにあたり、普通の健康保険を使うのか?
確かにそういうケースもあるけど。健康保険を使うのを病院から断られ、
私的保険で治療されることが多い。
私的保険なら、治療費は10割負担。高額になる。
それを本人に払えというのか?手持ちのお金がもしなかったらどうするの?
だから、責任者であるあなたが、病院まで必ず一緒に同行して、
健康保険を使うなり、たぶん全店舗で入ってる賠償責任保険を使うなり、
その辺の話をちゃんと済ませなければならなかった。
ついでに言えば、接骨院じゃなく、最初から救急車を呼ぶべきだった。
接骨院は患者さんを自分のところで抱え込んで、勝手な治療をして、
症状を悪化させた上に法外な請求をふっかけるような悪質なのも、あるらしいから。
たぶんそこの接骨院は、応急処置だけ済ませて、さっさと病院に
送ったんでしょう。自賠責や労災と違って面倒なことになりそうだから、
あとは病院と患者さんとの間で話をつけてもらうことにして、自分のとこは
関わらないことを決めたんじゃないかしら、と言いました。
この後どうなる?と聞かれましたが
そんなこと知らん。
初回質問表に記載してもらった住所と保険証を見比べて、首をかしげるアイ。
国保なのに、書いてもらった住所は○○市になってて、保険証は△△区になってる。
患者さんは、若い女の子。
服薬指導とは別に、世間話を装って言葉を選びながら質問を繰り返すうちに
白状しました。
このバカ娘。他人の保険証を持ってきやがった。
さほど悪びれもしない風で女の子が言うには、フリーターをしているそうで、
保険料を支払ってないので保険証がないそうです。
なんと6年もそうだというから、呆れる。たまに体調を崩して病院にかかる時は、
友達同士で保険証を貸し借りしているとのこと。
これは違法行為だということを説明したのですが、いままでずっとそうしてきたせいか、
いまいちわかってない様子。
まーそうだろうな。医療機関への一部負担金の未払い・偽造処方せんに加え、
保険証の違法使用というのも、影では実は行われていることを、
現場の薬剤師であるアイはよく知っています。
処方元の病院にも電話したところ、医療事務の女の子が飛んできました。
当然支払いは10割負担になりますが、そんなカネ持ってないとのこと。
結局、別居してるご両親が払うことになりました。
クスリ代は・・・・・・3割分なら払えるというので頂きました。
そこでかなり迷うあたり、アイも欲深です。
日本では、「お客様は神様」という風潮があります。
利用してくれる人の立場になって考える、というのは合理的ですけど、
お客様を神様として考えるのは、どうよと思います。百歩譲って神様としても、
八百万とかギリシャ神話程度の神様でしょう。
不動産とか、高級車とか、取り扱う商品のグレードが高ければ高いほど
接客もまたそれに相応しいほうがいいとは思います。
しかし、医療という国民共有の財産の場合。医療関係者は誠意を尽くさなければ
ならないのと同様、利用者である患者さんもまた、誠意ある態度を求められるというのが
正しいのではないかでしょうか。
いままで勤めてきた薬局には、患者さんをお呼びする時、「○○様」と
呼んでいた薬局もありましたけど。アイはあくまで対等な立場と考え、
患者さんをお呼びする時は「○○さん」と呼ぶのが正しいと思います。
厳しすぎればそっぽをむかれるし、甘すぎればつけこまれる。
大事なのはバランスだけど、強いていえば。
厳しいほうがややいい、のかもしれない。
2月も、バンクーバーオリンピックも、もう終わりですね。
日本人選手の活躍を応援しつつ、でもチャンプとの実力差は歴然だなというのが
正直な感想です。
まあ、No,1どころか3位入賞すら難しいのが、現実というものだから。
ずっとやりたいことを続けていけるのなら、それで良しとするべきなのかも
しれません。
朝。
最近のアイは7:00に起床します。(引っ越した分遅くなった)
目覚ましをかけなくても、自然と目が覚めます。
マットレスの上でごろごろしながら欠伸をして、天井を見上げるアイ。
昨晩のパターンは、何度目だったかな。
アイも人並みに夢を見るのですが、たまにはイケメンでもでてくりゃいいのに、
大体ロクなパターンがないです。
追っかけられたり、追いたてられたり、追いつめられたり。そんな感じ。
それに加えて、薬局が火災にあったり、空き巣や強盗にあったり、クルマクが
突っ込んできたりなど、お店が様々なトラブルに合う夢も、よく見ます。
まあ実際、そんなトラブルはすでにあったことだし、なんとかなるんですけどね。
この仕事も10年も続けてりゃ、火災や盗難や事故ぐらい、1度はあいます。
他にも、酔っ払いが下半身丸出しで乱入してきて待合室で粗相をしたりとか、
シロアリ大発生なんてこともありました。
不安との葛藤は、大人の常みたいなものです。
調剤薬局では、毎日様々な患者さんが訪れます。
いわゆる「薬剤師らしい」仕事だけしていられるのなら楽なのですが、それ以外に
しょっちゅう面倒なのと関わらなきゃいけないのが、面倒なところ。
面倒なのも、対価さえちゃんと払ってくれれば大体は許容するのですが、
正しくない行為とみなして、お断りすることもあります。
現場でトラブルは日常茶飯事ですが、今回はそんな事例を
何件か書いてみようと思います。
ケース1
年末になると必ず、1年分の年間領収書を作成してくれと言ってくる
患者さんが何人かいます。
確定申告の医療費控除のためでしょうけど。アイの薬局では
領収書の再発行はもちろん、年間領収書の作成は原則お断りしています。
医療機関が、明細を記した領収書を患者さんに渡すことは当然のことであり、
患者さんが自己責任において領収書を保管しする義務もまた、当然のことだと
考えているからです。
まあ、確定申告をしようという人はそれなりにしっかりしてるので、
領収書は実際、ちゃんと自分で保管しています。なのに年間領収書の作成依頼
をしてくるのはなぜか。計算とか書類整理がメンドーだから少しでもラクをしたい、
それだけにすぎません。
面倒なのは誰でも同じ。甘ったれんな。
アイの薬局では「領収書の再発行は致しません」と掲示してありますけど、
領収書をうっかり無くしてしまったという人には、2枚ぐらいなら再発行までは
無料でします。
でも、1年分の領収書を全部再発行してくれとか、年間領収書を作成してくれというのは、
認めません。
そう頼まれた時は笑顔で、「手数料として300円かかりますが。」と言えば終わりです。
ほぼみんな、「何?カネ取るのか!」と憮然とした顔で、帰っていきます。
それでもお願いしますと言ってきた人はいまのところ、いません。
ラクをしようと思えば、対価がかかるのはあたりまえなのにね。
ケース2
患者さんは、やはりお年寄りが多いです。
なので、若くてカッコイイお兄さんたちがどやどやと、5人連れで現れたときは
ちょっと驚きました。
それぞれが持ってる処方せんの内容を見て、ひきつるアイ。
みんな同じ整形外科の、同じ内容。
(1) ○○○○パップ30 105枚
(2) ○○○○○軟膏 150g
(3) ○○○○○スプレー 100ml×10本
偽造処方せんには見えないし、偽造できるほど賢そうな連中にも見えません。
問い合わせをすると、かなり待たされた後、直接出た先生が説明をしてくれました。
なんでも、あるサッカーチーム(聞いたけどサッカーのチーム名なんか知らん)
のスポーツドクターを頼まれているそうで、薬は練習や試合等の処置に使う用として
処方したらしいのです。
せっかく来てくれたのに、わざわざ先生が説明してくれたのに、アイは処方せんを
お断りしました。
処方した薬はチームのみんなで使いまわすつもりらしいですけど、
そんなやり方で健康保険を使うなんて、正しくない。
医師は特権階級だから何したっていいのかもしれませんけど、
アイはしょせん薬剤師なので、何をしても許されるというわけにいきません。
本来はそのサッカーチームは、自分たちのところで専従の医師なり診療所なりを
抱えればいいんでしょうけど。
サッカーというのは経営的にいろいろ厳しいようで、それが出来れば苦労しない
そうです。
ていうか、その病院の近くの門前薬局ではなくなぜこんな離れた薬局に来たバカめって
感じですが、そんな処方せんが時折舞い込むことがあるのが、町のかかりつけ薬局と
いうものです。
アイにとっては、ヤな経験のひとつです。
今回は、主に処方せんを受けてる病医院からの依頼ではなかったので
別に断っても、その整形外科の先生の心証を害したとしてもダメージは少ないのですが、
自分が門前薬局の立場だったら、どうするか?
1枚あたりの処方量をせめて1/4ぐらいに減らしたほうがいいとか、
言うかもしれない。
調剤薬局はしばしば、処方元である医療機関から無理難題をかけられることが
あります。
正しくあろうとするのは、大変だ。
ケース3
患者さんとしてよく来る、ある大手ドラッグストアチェーンの登録販売者さんから、
話をされました。
一応その店舗の責任者らしいのですが、お客さんとして来ていたお年寄りが、
店舗の敷地内で転倒したそうです。
どうも骨折してるかもしれないので、慌ててバイトの店員に命じて
近くの接骨院に連れていったとのこと。
バイトの店員は接骨院に運んだ後、仕事があるので帰ってきたそうです。
登録販売者さんは一応上に報告はしたらしいのですが、
特別その後指示はされなかったとのこと。
さすがに心配になって、自分で接骨院に電話したそうですが、なぜお客を置いて帰ったと
接骨院からひどく怒られたそうです。なんで怒ってるのかわからないけどとりあえず
店舗敷地内の怪我はドラッグストアの責任であると思い平身低頭して謝っていると、
お客さんは救急車で病院に運んだからもういいと言われて電話を切られてしまったとのこと。
なぜお客を置いて帰ったと言われても、仕事もあるし、運んだ後は何もすることないし。
というのが登録販売者さんの言い分です。
とりあえずその後は、そのままだとか。
これでよかったのだろうか?薬剤師なら違う対応をするのか?と聞かれました。
穏やかな表情を崩さず、心の底から、
こいつバカだなー
と思うアイ。
登録販売者の試験には、保険診療の項目はないんだろうか。
一応、説明をすることにしました。
店舗内での事故は、過失相殺とかもあるけど、まあ店舗の責任問題になる。
損害賠償請求されることもありうる。
その辺の裁判の事例ぐらいは自分で調べてもらうとして、ではこの場合、
どんな過程を経るかが大事。
骨が折れたら接骨院、と未だに思い込んでいる人が多いけど。接骨院に
レントゲンがあるわけじゃなし。どのみち病院に搬送することになる。
お年寄りなら骨塩の検査をすることもあるし。
では病院に運んだとて、治療するにあたり、普通の健康保険を使うのか?
確かにそういうケースもあるけど。健康保険を使うのを病院から断られ、
私的保険で治療されることが多い。
私的保険なら、治療費は10割負担。高額になる。
それを本人に払えというのか?手持ちのお金がもしなかったらどうするの?
だから、責任者であるあなたが、病院まで必ず一緒に同行して、
健康保険を使うなり、たぶん全店舗で入ってる賠償責任保険を使うなり、
その辺の話をちゃんと済ませなければならなかった。
ついでに言えば、接骨院じゃなく、最初から救急車を呼ぶべきだった。
接骨院は患者さんを自分のところで抱え込んで、勝手な治療をして、
症状を悪化させた上に法外な請求をふっかけるような悪質なのも、あるらしいから。
たぶんそこの接骨院は、応急処置だけ済ませて、さっさと病院に
送ったんでしょう。自賠責や労災と違って面倒なことになりそうだから、
あとは病院と患者さんとの間で話をつけてもらうことにして、自分のとこは
関わらないことを決めたんじゃないかしら、と言いました。
この後どうなる?と聞かれましたが
そんなこと知らん。
初回質問表に記載してもらった住所と保険証を見比べて、首をかしげるアイ。
国保なのに、書いてもらった住所は○○市になってて、保険証は△△区になってる。
患者さんは、若い女の子。
服薬指導とは別に、世間話を装って言葉を選びながら質問を繰り返すうちに
白状しました。
このバカ娘。他人の保険証を持ってきやがった。
さほど悪びれもしない風で女の子が言うには、フリーターをしているそうで、
保険料を支払ってないので保険証がないそうです。
なんと6年もそうだというから、呆れる。たまに体調を崩して病院にかかる時は、
友達同士で保険証を貸し借りしているとのこと。
これは違法行為だということを説明したのですが、いままでずっとそうしてきたせいか、
いまいちわかってない様子。
まーそうだろうな。医療機関への一部負担金の未払い・偽造処方せんに加え、
保険証の違法使用というのも、影では実は行われていることを、
現場の薬剤師であるアイはよく知っています。
処方元の病院にも電話したところ、医療事務の女の子が飛んできました。
当然支払いは10割負担になりますが、そんなカネ持ってないとのこと。
結局、別居してるご両親が払うことになりました。
クスリ代は・・・・・・3割分なら払えるというので頂きました。
そこでかなり迷うあたり、アイも欲深です。
日本では、「お客様は神様」という風潮があります。
利用してくれる人の立場になって考える、というのは合理的ですけど、
お客様を神様として考えるのは、どうよと思います。百歩譲って神様としても、
八百万とかギリシャ神話程度の神様でしょう。
不動産とか、高級車とか、取り扱う商品のグレードが高ければ高いほど
接客もまたそれに相応しいほうがいいとは思います。
しかし、医療という国民共有の財産の場合。医療関係者は誠意を尽くさなければ
ならないのと同様、利用者である患者さんもまた、誠意ある態度を求められるというのが
正しいのではないかでしょうか。
いままで勤めてきた薬局には、患者さんをお呼びする時、「○○様」と
呼んでいた薬局もありましたけど。アイはあくまで対等な立場と考え、
患者さんをお呼びする時は「○○さん」と呼ぶのが正しいと思います。
厳しすぎればそっぽをむかれるし、甘すぎればつけこまれる。
大事なのはバランスだけど、強いていえば。
厳しいほうがややいい、のかもしれない。
