インナーチャイルドの癒し方 ② | EiR Healing Room

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【バンコク】完全予約制のヒーリングルーム「エイル」
身体や心に溜まった感情をバランスよく癒す3つのアプローチ。チネイザンマッサージ・レイキヒーリング・バッチフラワーレメディ

前回の続きです。「インナーチャイルドの癒し方」 

Teal Swanの"Adopting Your Inner Child"より、インナーチャイルドの癒し方を紹介しています。

前回紹介したものよりも深みのある(by Teal)ワークを、今回ご紹介します。

 

① 何も書いていない紙を2枚とペンを用意します。ペンと紙は自分のそばに置いて座ります。目を閉じて、安全な場所を想像します。(現実的な場所でも想像上の場所でもいいし、家の中でも外でも構いません。)細部まで細かくこの場所について想像してください。いいですか、この場所は安全で、あなたにとって素晴らしい場所なんです。

 

② 今度はこの安全な場所のどこかに、幼い子どものあなたがいて、その子を遠くから見ていると想像してください。その子は何歳のあなたで、そこで何をしているんでしょう?その子はどんな感じですか?楽しそう?それとも悲しそうですか?ちょっとその子を観察してください。


③ 心の準備ができたら、その子に近づいて行って、自己紹介しているところを想像してください。あなたがその子をどれだけ愛しているか伝えてください。怖がらなくてもいいよ、言いたいことがあったら何でも言っていいんだよと伝えてください。知っておく必要のあることがあったら言ってねと伝えてください。


④ その子を自分の方へ招いてひとつになります。子どもにハグしてもらいましょう。子どもがハグするとき、子どもと自分が融合して、自分の身体が子どもの身体になったところを想像します。

 

⑤ 目を開けて、そばにある紙を1枚とペンを手に取ります。普段使わない、利き手ではない方の手で、ペンを握ります。一体化した、あなたの内にいる子どもを呼んできて、あなたの手を使って、その子の人生の絵を描いてもらいます。子どもに好きなように描かせましょう。一歩脇に寄って、子どもに絵を通して自分をただ表現させてあげましょう。絵が芸術的に美しい傑作に仕上がるなど期待しないように。ただの表現なんですから。子どもの描いているものをジャッジしないでください。子どもに手を使ってただ絵を描かせてあげてください。絵を描き終わったら、それを脇に置いて、もう1枚の紙を手に取ります。


⑥ 利き手ではない方の手を使って、今度は子どもにあなたへの手紙を書いてもらいましょう。あなたに言うべきこと、言いたいこと何でも書いてもらいます。ただ、無理強いはさせないでください。子どもが手紙を書いて表現したいと思ってくれるような愛情のこもったやり方でしましょう。もし子どもが気の進まない様子であれば、自分を表現することができるんだって信じられるようになだめてあげてもいいかもしれません。


⑦ 子どもが手紙を書き始めたら、言葉が手から流れるにまかせます。子どもが言うべきことを書き終わったようでしたら、質問開始です。質問し、利き手ではない方の手を使って、子どもに答えを書かせます。

質問例:

今日はどんな気分?

どんなことを考えてるの?

何を怖がっているの?

必要なもの/ほしいものは何?

パパやママ、兄弟姉妹のことどう思ってる?

私に何かしてほしいことある?

 

答えを考えてはいけません。ただ、出てくるのを待ちましょう。あなたが受け取る答えは、とても子どもっぽく思えるものかもしれません。


⑧ 子どもが質問に答え終わったら、目を閉じて、再びあの安全な場所に戻っていると想像してください。今まで内にいた子どもに、あなたから離れるように言ってください。子どもがもう一度自分の目の前に立っているのを思い浮かべます。子どもの目線までかがんで握手をし、勇気をもって表現してくれたことに感謝しましょう。もう怖いことは何もないし、もう勇敢にならなくてもいいんだよって伝えます。


⑨ それから、何かほしいものはないか、子どもに尋ねます。ほしがるものは何でもあげてください。例えば、あなたにいつもそばにいてほしいのであれば、もう決して離れないし、いつでも話したいときに話しかけていいよって約束してあげてください。おもちゃがほしいんだったら、おもちゃをあげて、それで遊んでいる姿を見ているところを想像します。子どもが疲れていたら、あったかい心地よいベッドにくるまっているところを想像します。


⑩ あなたと子どもが次回までお別れする準備ができたら、子どもが聞きたがっているだろうなと思う言葉をかけてあげます。それから、ハグします。子どもがハグしたいだけ抱きしめてあげます。いつもここにいて気にかけているよと安心させてあげてください。そして、子どもが眠ってしまう、または遊びに行ってしまうところを思い浮かべます。


⑪ ゆっくり、深い呼吸を4拍して、今座っている部屋に意識を戻します。目を開き、このワークで子どもに描いて(書いて)もらった絵と手紙を見ます。子どもの描いた図像や言葉の奥に隠された意味を探ります。どんな印象でしょうか。自分自身について何か発見がありましたか。内なる子どもに対してどう感じますか。子ども時代の自分から大人の自分の人生に引き継いでいる感情がありましたか。

 

先日、エルトン・ジョンの半生を描いた映画『ROCKETMAN』を見てきましたが、傷ついたインナーチャイルドを宿したエルトンが、最後に子ども時代の自分とハグをしているシーンがとても印象的でした。インナーチャイルドを通して、感情を癒す。感情を通して、インナーチャイルドを癒す。不快な感情を察知したら、それはインナーチャイルドからのSOSの声なんですね。