前回の続きです。
今まで受けたヒーリングやセラピーで、私が癒されたものはなかったと前回書きましたが、誤解をしないでいただきたいのは、私は何も自分が受けたこれらのヒーリングを否定しているわけでは全くないのです。過去に受けたものの中には、大きな気づきをもたらしたものもたくさんあります。でも、癒されたわけじゃない。なぜなら、ヒーリングやセラピーとは単なるツールにしか過ぎないからです。
私がレイキのクラス中に、口を酸っぱくして何度も生徒さんにお伝えすることは、ヒーラーとはただの媒介に過ぎず、実際にヒーリングをしているのは宇宙であり、癒しが起こるかどうかは、目の前のクライアントさんが決めることなのだと。クライアントさんに準備や覚悟があって、自分の弱い部分や傷を見る準備ができていれば、最高最善の癒しが起こります。でも、クライアントさんが受け身で、主体的でなければ、どんなにレイキを受けようが、アファメーションを唱えようが、引き寄せの法則を実践しようが、癒しは起こりません。
「天は自ら助くる者を助く」と言いますが、全くその通りなのです。
私が癒しを感じなかったのは、自分の人生の主導権を他人(ヒーラー、セラピスト)に明け渡していたからなのですね。
そして、ヒーリングを受けたからといって、劇的に何かが変わるわけではない。レイキは魔法ではありません。
本当の癒しというのは、ヒーリングやセラピーを受けることではなくて、日常生活の中で、居心地の悪い自分の感情や行動の深い水面下にある傷に気づき、それをしっかりと認め、受け入れることから始まるのです。
ヒーラーやセラピストはサポートはしてくれるけれども、実際に傷を癒すのは自分自身です。
過去に紹介した記事(ここからどうぞ)
オーストラリアンブッシュフラワーエッセンスの創始者、イアン・ホワイト氏の言葉を再度引用します。
癒しとは何かを的確に伝えている名文だと思います。
あなたの傷とは、実は、あなたがあなたの力を貰ってくるところなのです。
それはあなたが立ち止っているところであり、抵抗しているところであり、ネガティヴのように見えますが、実はあなたが必要なすべてのものを隠しているところです。
あなたの傷はあなたの友達、もしあなたがその傷を癒すプロセスと友達になれたなら、それは力の元となるのです。
あなたが暗い影の中に入るときは、怒り、恥、責め、痛み、恐怖、喪失、悼み、絶望などの場所へと行きます。
でもそこから戻ってきたら、若返り、束縛から解放されていることでしょう。
単にその痛みを顧みて経験することで癒され、代わりに愛を受け取ることができるようになるのです。
それは方法としては実に簡単ですが、自分の傷を目の当たりにしなければならないので本当に難しいプロセスです。
ですが、これはやる必要があります。
何故なら、人間の感情体には多くの痛みと思い違いが蔓延しているからです。
それらの傷を癒すことで魂レヴェルにおいての大きな変革が起こります。