【動画編集講座】動画編集の6ステップ | 動画編集で生きる

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こんにちは!

今回は、動画編集を始めたい・初めて間もないという方向けに

動画編集のステップを書いていこうと思います。

 

思いつくままに編集をしていては

効率が悪くなるどころか、修正が増えて

余計に手間がかかるため、順序立てて取り組むのがおすすめです。

 

また、今回は前提として

・映像データのみを渡された

・企画・撮影には参加していない

・すべておまかせで

という条件で、編集を行ったとします。

 

具体的なツールの話は長くなるので

今回は「流れのみ」をお伝えしていきますね!

それでは、いってみましょう!

 

 

1.まずは映像を把握すべし

撮影に参加していない場合は

いったいどんな内容なのか把握ができません。

当然、把握ができなければ

動画の構成を考えることも、効果的な演出もつけることはできません。

 

ベストは、クライアントと話をして

詳細に詰めていくことですが

クライアントの多くは、映像制作についてそれほど知識があるわけではないのです。

 

そういう時は、せめて

「誰が」「誰に向けて」「何を伝えたいのか」

というところだけでも、明確にしておきましょう!

 

 

2.ひたすらカット!!

 

クライアントの話をもとに、おおまかな映像の構成ができたら

後はひたすらカットしていきます。

 

カットをする理由は大まかに2つ

 

1つは、「映像の目的に沿った構成にすること」

 

例えば、料理をする動画を撮影しようと考えた時

どのような映像が必要かを考えましょう。

 

おそらく次のような構成になるはずです。

①調理をする経緯や目的の説明

②材料の紹介

③調理映像

④完成した料理の映像

⑤実食と感想

 

もちろん、構成によっては

完成した料理の映像が、最初に来るかもしれませんが

大まかな流れは変わらないと思います。

 

逆に、これらの映像さえ用意してしまえば

その他の

・食材の調達(場合によっては必要)

・オーブンなどの準備時間

・片付け

はすべて要らないと判断することができます。

 

これらはバッサバッサと切り捨てて

できるだけテンポの良い動画にしていきましょう。

 

2つ目は、「ケバ取り」

 

よほど撮影に慣れていない限り

カメラが回ると人は緊張してしまいます。

 

その際、必ずと言っていいほど

口癖や、言葉と言葉の間が生まれてしまいます。

 

「あのー」「えっと」「なんか」「まぁ」などなど

 

これらの言葉の「ケバ」を可能な限り除去することで

動画にテンポの良さと、安心感を与えることができます。

 

あまりシビアにケバ取りをすると

カット数が多くなるだけでなく、単語が聞き取りづらくなることもあるため

映像を見ずに音声のみを聞いて、違和感がないかを確認しながら

カットしていくことをオススメします。

 

 

3.テロップを入れよう!

テロップは、映像上に挿入する「文字」「写真」「図」のことを指します。

セリフの表示を「字幕」、画面の左上ないし右上に表示する「タイトル」など

視聴者に「これはどんな動画なのか」を分かりやすくするための処理です。

 

とはいえ、動画編集の中で

ここがもっとも地道な作業になります。

 

例えば「字幕」であれば

出演者のセリフを聞きながら、正確に文字起こしをするのは

非常に骨の折れる作業であり、ここが嫌で挫折する人が跡を絶ちません。

 

全てのセリフにテロップを入れることを「フルテロップ」と呼びますが

「フルテロップ」でないからといって、手間がかからないというわけではありません。

 

すべてのセリフの中から、「どのセリフが重要なのか」

ということを考えながら字幕を入れていくので

やはり手間はかかるものです。

 

「フルテロップじゃないから、半額でお願い☆」

という依頼は、割と本気でやめていただきたいw

 

1本の動画編集に、それほど時間が避けないのであれば

Youtubeであれば、視聴者に字幕提供依頼をすることが可能ですので

テロップの演出にこだわりがなければ

そちらを利用するのも手だと思います。

 

 

4.SE(効果音)、BGMを入れよう!

カット、テロップ挿入と進んだらゴールは目前です!

SEとBGMは、映像にメリハリをつけたり

動画の雰囲気を作ったりする重要な要素となります。

 

SEを入れる際の注意点として

・適切なSEであること

・統一感があること

・タイミングが合っていること

・SEの量が動画の雰囲気に合っていること

 

が重要になります。

 

・適切なSEであること

ツッコミなら「バシッ!」というSE

ショックを受けたのなら「ガーン」や「チーン」というSEが必要でしょうし

 

ポイントを表示したいなら

「ピコッ」や「ポンッ」などの注目を促すSEが必要となります。

 

場面に合わないSEは

視聴者に違和感を抱かせる原因となります。

 

・統一感があること

同じSEが何度も使われることに対して

手抜きだ、という感想をもつかもしれませんが

統一感があるというのは、非常に重要なことになります。

 

それは、チャンネル全体を通してもそうですし

1本の動画の中でもそうです。

 

視聴者は、無意識的にSEと演出を関連付けます。

同じ演出であれば、同じSEを使用する方が違和感は少なくなります。

 

・タイミングがあっていること

これは以外に難しい問題なのですが

例えば、ツッコミの「バシッ」という効果音を考えた時

「セリフにかぶせてSEを入れるのか」

「セリフを言い終わった後にSEを入れるのか」

で悩むことがあります。

 

もちろん、場面やセリフの長さ、好みの問題になりますが

基本的にはセリフにかぶせたほうが

テンポの良い動画になる傾向があります。

 

ただし、セリフにかぶせる時は

音量のバランスに注意しましょう。

 

・SEの量が動画の雰囲気に合っていること

コミカルな動画や、テンポの良い動画では

SEを多めに入れることが多々あります。

 

しかし、SEを入れすぎてしまうと

セリフが聞き取りづらくなったり、動画の視聴に集中できなくなる原因となります。

 

かといって、SEが少なすぎると

寂しい印象が、退屈な印象を与えてしまいがちになります。

 

動画の構成や雰囲気をよく吟味して

SEの量を調整していきましょう!

 

 

BGMで注意することは

・著作権の問題

・動画の雰囲気に合っているか

となります。

 

特に、著作権の問題を甘く見てはいけません。

YouTubeなどでNCS(NoCopyrightSounds:著作権フリー音源)

と表記してあるBGM集を見かけますが

 

著作権フリーだからといって制限がないというわけではありません。

動画内や動画概要欄などにクレジット表示(制作者などの表示)が必要な場合が多く

これを表示しない場合、動画をアップロードできなくなることがあります。

 

まずは利用規約をしっかりと読み

何がダメで、何がOKなのかをしっかりと把握した上で

BGMを選定してください。

 

 

5.色調補正や音声調整を忘れずに!

SEやBGMを入れて、終わった!!と喜ぶのはまだ早いです。

最後に、映像の色味や音声・音楽の調整を忘れてはいけません。

 

改めて動画を見返すと、なんだか暗い

よく聞くと環境音が入ってしまっている

 

ということはよくあります。

これらにエフェクトを加えて、よりクリアな映像や音声にしていく必要があります。

 

ここを追求し始めると

非常に長い時間がかかりますが

動画のクオリティに関わる部分になりますので

必要に応じて、しっかりとこだわっていきましょう!

 

 

6.いよいよ書き出し!

すべての編集作業が終わり、いよいよ書き出しです。

書き出しで注意するべき点は

「媒体に応じた形式で書き出しをすること」です。

 

Youtubeであれば、Youtubeの

Facebookであれば、Facebookの

Tiktokであれば、Tiktokの最適な設定があります。

 

ほとんどの動画編集ソフトには

それらの媒体に応じたプリセットが用意されていますので

そちらを選択して書き出しを行いましょう。

 

 

また、書き出した後は

必ず動画を視聴してチェックをしてください。

 

編集ソフト内では大丈夫だったのに

映像にしたら、言葉が切れている

クリックノイズ(カット部分によく出る「プツッ」というノイズ)が出現することがあります。

 

これらの修正点を指摘される前に

気づいて修正することが、プロとして最も必要な能力になります。

 

 

動画を視聴して気がついた点を修正したら、

ついに完成となります!

お疲れさまでした!!

 

 

動画編集に限らず、何かを生み出す仕事で必要な心構えは

「魂は細部に宿る」という意識です。

 

まあいいや、で終わらせずに

常に1本1本の映像と真剣に向き合って

自分の納得のいくものを作っていきましょう!!