梅雨明け以後、とんでもなく暑い日が続く。
連日、こうなるとは予想していたもののやはり応える。
実は先週の陶芸教室でポットを成形して家で完成させようと持って帰ってきたのだけど、余りに暑くてもたもたしているうちに固まらせ過ぎてしまってあえなく最初からやり直しとなってしまった。
陶芸をなさる方はよくご存じと思うけど、器を作る場合軟らかい粘土で器の形を作った後ちょっと置き、生乾きとなればひっくり返して底の高台を削り出して完成させる、と言うことをする。
ポットとか急須の場合それに加えて把手や注ぎ口をくっ付けたりするので完成させるための細工の時期的条件がより厳しくなる。
ところが、削り作業はわが家の場合カンカン照りの軒下に置いた轆轤でやるので、連日のこの暑さにどうしてもやるのを躊躇してしまった。
それで一日延ばしにしていたら細工が出来ないほど硬くなってしまった、と言うわけ。
こうなるともうこれ以上の細工は出来ない。再挑戦と言うことになった。
器を砕いて水に戻せば最初からやり直せるので、そこは陶芸の良いところなのだけど、兎に角こう暑いと外の作業はしばらく無理だ。
今回は練習と言うことにして本番はもう少し涼しくなってからやることにしよう。
しかし、こう暑いと家の中で出来る「手捻り」で同じ形の器を作ってみるのもいいかな?
おしまい