昨日の「シートベンド」に続いて今日は「バウラインノット」という結索方法です。 日本語では「もやい結び」。
ヨットマンなら常識の結索法で、船を岸壁に係留するときに使われます。
小さな舟艇はもちろん何万トンもある大型船の場合にまで、使われるのですよ。
まず、ロープに一重ループを作ります。
その「ループ」の上側になるロープの上からループの中にロープエンドを通します。
ちょっと余談ですが、ロープ結びの鉄則は「押さえて、押さえられて」の関係です。この順が狂うとロープは結べません。
…さて、ループの中を下から抜いたロープエンドを今度はループを作ったロープの上に持ってきて、(「押さえて押さえられて」ですね。)
最後にロープエンドをループの下から上へ通します。
次いで左側のロープを引いてループを巻き締めると
こうなりますね。
「押さえて押さえられて」の関係です。
上の写真右側の大きな輪っかに係留杭が入ります。
さらにループを小さく締めればこうなります。
そして解くときは、結び目の丸いところを引けば
簡単にほどけます。
杭につなげば絶対にほどけないし、解くときは簡単にほどける、という優れものの結び方でした。
竿の尻手ロープを杭に繋いでおく時に、私は常用しています。
おしまい。